初戦敗退を喫したアルカラスが「初めてプレッシャーを感じ、うまく対処できなかった」と告白 [ATPモントリオール]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ナショナルバンク・オープン」(ATP1000/カナダ・ケベック州モントリオール/8月8~14日/賞金総額657万3785ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がトミー・ポール(アメリカ)に7-6(4) 6-7(7) 3-6で敗れる波乱が起きた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、アルカラスはこの試合が初戦だった。

 第2セットでマッチポイントを手にしながらそれを掴み損ねた19歳のアルカラスは試合後、ツアー大会で初めて自分の高いステイタスに伴うプレッシャーに苦しめられたと告白した。

「このような大会で第2シードであること、世界4位であることにプレッシャーを感じてしまった。プレッシャーを感じたのは初めてのことで、うまく対処することができなかった」とアルカラスは試合後の記者会見で率直に明かした。

「この試合から言える唯一のことは、僕は自分を鍛えなければならないということだ。プレッシャーやこのような瞬間に耐える準備ができているようにすること、それに対処する方法を学ばなければならないということだ。いま言えるのはそれだけだ」

 アルカラスは第2セットで先にブレークしたが追いつかれ、タイブレーク7-6からのマッチポイントを取れずに最終セットに持ち込まれた。そして最終的に敗れたあと、彼は目に見えて自分のプレーと試合結果に気持ちを乱していた。

「僕はここで、自分ができる最高のパフォーマンスを見せられなかったと言えると思う。でも初戦というのは常に難しく、対戦相手だけでなく自分自身とも戦わなければならない。自分が100%のプレーをしていないとわかりながら、これらの瞬間に対処するのは難しかった。自分との戦いだった」

 番狂わせを演じたポールは次のラウンドで、カレン・ハチャノフ(ロシア)を6-3 6-2で破って勝ち上がった第13シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。

「今のところあと1日ここモントリオールに滞在し、それからシンシナティに気持ちを集中させようと思う。言ったように僕はこの試合を教訓とし、シンシナティで100%に持っていけるように練習しなければならない」とアルカラスは次の大会に向けて気持ちを切り替えた。

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写真◎Getty Images

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