尾﨑里紗が今シーズン限りで現役を引退「テニス選手以外の人生も歩んでみたい」  

尾﨑里紗(江崎グリコ)が今シーズン限りで現役を引退(写真提供◎グランスリー)


 プロテニスプレーヤーの尾﨑里紗(江崎グリコ)が今シーズン限りで現役を引退すると、マネジメント会社のグラムスリーが公表した。今後のプレー予定は未定。

■尾﨑コメント

 応援してくださっている皆様。私、尾﨑里紗は今シーズンをもちまして現役を引退することを決意いたしました。8歳からテニスを始め、17歳でプロになり、小さい頃からの目標であったトップ100位、そしてグランドスラムに出場できました。

 これまでのテニス人生の中で苦労したことも数え切れないほどありましたが、それ以上に大きな喜びもたくさんあり、テニスを通してしてきた経験は私にとって人生の財産です。

 ここ数年はケガやコロナ禍の影響もあって、今後の自分の人生について考える時間が増えました。

 プロとして見た景色はとても素晴らしいものでしたが、テニス選手以外の人生も歩んでみたいと思うようになり引退を決断した次第です。

 幸せなテニス人生を過ごし、今まで続けてこられたのは、支えてくださったスポンサー様、家族、そしていつも応援してくださっていたファンの皆様のおかげです。
 心から感謝を申し上げます。

 今後出場する大会は未定ですが、残り少ない現役生活を全力で過ごしていきたいと思っていますので、温かく見守っていただけたらうれしいです。

おざき・りさ◎1994年4月10日生まれ、兵庫県神戸市出身。西宮甲英高卒。ロイヤルヒル'81テニスクラブ出身。2012年12月にプロ転向し、2016年、世界ランキングでトップ100位入りを果たした。2017年は4つのグランドスラム(全豪、全仏、ウインブルドン、全米)で本戦に出場、全米でグランドスラム初勝利を挙げた。また、この年はマイアミ・オープン(グランドスラムに次ぐカテゴリー)でも予選を勝ち上がってベスト16に進出する大活躍を見せ、世界ランキングは自己最高の70位を記録した。身長163cmと小柄ながら、それを感じさせないダイナミックなプレーで多くのファンを魅了してきた。コーチはジュニア時代から指導する川原努氏

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