私はジュニア時代、こんな練習をしていました! ~国内トッププロ選手からのアドバイス集~

世界のツアーで活躍する日本選手たちは、ジュニア時代にどんな練習をしてきたのでしょうか? 国内のジュニア大会などで活躍し、ツアーを転戦する女子のトップ選手4名に、ジュニア時代を振り返っていただきました。地味な練習やコート以外の過ごし方の大切さも、よ~くわかります!/【MOOK「勝つためのドリル・マニュアル3 ジュニアテニス ~強豪チームが必勝練習法を公開!」掲載記事/2016年6月2日 ベースボール・マガジン社発行】

奈良くるみ
『子供の頃から素振りは日課。頭でなく体で“型”を覚えるために』

 シンプルなんですが、私は素振りを毎日やっていました。型にはまりすぎるからダメという意見も理解できるのですが、私の場合は頭で考えるより身体で覚えることが大切で、それは子供の頃からコーチにも言われていたので、毎晩、家の前で30分以上。練習とトレーニングが終わってからなので、夜10時を過ぎてましたね。

 フォア、バック、サーブもやります。一打一打、型を確認しながら、小さいときは父に見てもらっていました。素振りといってもただ振っているだけでは意味がなく、目的をもって振ることが大切だと思います。

 プロになってからも続けています。さすがに海外で夜ホテルの外に出るのは危ないですけど、練習終わりなど時間を見つけて必ず。最近は課題にしているフットワークを意識しながらやるので、結構体力も必要でトレーニングの要素もかなり加わってくるんです。

 生活面では、休む、寝るということも大事かなと思います。ジュニアのときは特に学校もあってなかなか休めないですよね。私も、テニススクールで早朝に練習して学校に行き、放課後また練習という生活で、今考えたらよくあんなことができたなと思います。

 今は、オフを徹底して休むようにしています。連戦のあとやトレーニングで追い込んだ後は「今日は休むぞ」と決めて一日中パジャマ(笑)。人それぞれ自分のルーティン、休み方があると思いますが、私はこれをやるとすっきりリフレッシュできるんです。

奈良くるみ

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