3年ぶり開催のITテニスリーグは日鉄ソリューションズが優勝!

3年ぶりに開催されたITテニスリーグにはIT業界から11社約150人が参加した(写真:高野徹)


 ITスポーツ連盟が主催する「第23回ITテニスリーグ」が7月30日(土)、9月3日(土)に大宮けんぽグラウンドで開催された。3年ぶりの開催となった今大会にはIT関連企業11社から約150人のプレーヤーが参加し、スポーツを通じて交流が深まる2日間となった。

  IT業界の発展を目指し設立されたITテニスリーグは2008年の第1回大会を皮切りに、これまで1年に2回のペースで開催されてきた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって2020年は開催を見送り、昨年も大会の時期に緊急事態宣言が発令されたことを受け、2年連続で中止となっていた。

 3年ぶりの開催となった今年、再開を待ちわびていたプレーヤーたちは朝早くから会場に集い、コートを使ったウォーミングアップで心地よい打球音を響かせた。開会式を終えると7面展開で試合が行われ、各チームのエースが出場するシングルスでは激しいラリーの応酬が続く一方、ダブルスではテニス初心者と経験者によるペアがポイントを取るたびに応援席から歓声が上がるなど、和やかな雰囲気に包まれながら大会は進んでいった。




 


 また大会恒例となっている日本プロテニス協会副会長・渡辺功さんによるテニスクリニックも行われ、多くのプレーヤーが行列をつくって参加した。トップスピン、スライスなどショットの打ち方を渡辺さんが実演すると、それを見つめる参加者たちの表情は真剣そのもの。強い日差しが照りつける中でも参加者の列は途絶えず、渡辺さんは「レッスンに参加された皆さんは本当に上手になっていて、試合を見たいなと思う人がたくさんいました」と目を細めた。


ITテニスリーグ恒例の渡辺功プロによるクリニック。参加者は熱心に指導を受けていた(写真:高野徹)

  男子シングルスで1位となったアイエックス・ナレッジの藤平一成さんは、ベテランJOP大会にも出場する本格プレーヤーの一人だが、ITテニスリーグには第1回大会から参加し続けている。「他と違って和気あいあいとした雰囲気なので、楽しくテニスができる大会です」と藤平さん。「久々に皆さんに会えて、いろいろな話ができました。同業種で同じ趣味を持つ人と仲良くなれるので、仕事でお会いしたときにはここでのつながりが役に立ちます」と、ITテニスリーグを通じて交友関係が広がっていることを教えてくれた。

  最後の閉会式では入賞チームと個人賞の表彰が行われ、総合優勝に輝いた日鉄ソリューションズの大向慧さんは優勝スピーチで「個々のメンバーが頑張って練習してくれた結果。引き続き2連覇できるように頑張りたい」と、2023年3月に開催予定の次回大会に向けて意気込みを語った。また参加者の投票によって決まるMIP賞は、「何試合も出場していてタフ」「試合でとても目立っていた」と称賛された日本ナレッジの寺島浩さんと、「明るく楽しくプレーしていた」「対戦していて楽しかった」という声が寄せられたSCSKの渡辺唯さんが受賞した。


MIP賞を受賞した日本ナレッジの寺島浩さん(写真・右)とSCSKの渡辺唯さん(写真:高野徹)

  大会会長を務める日鉄ソリューションズの栗並賢太郎さんは挨拶で、「3年ぶりの開催でいろいろな制約や混乱もあったかと思いますが、皆さんがのびのびとプレーしてくれたので開催できて本当によかったと思います。来年以降もしっかりと継続し、皆さんが楽しくテニスができる場をつくっていきます」と結び、2日間にわたった第23回ITテニスリーグが終了した。 


大会会長の栗並賢太郎さん(日鉄ソリューションズ)は閉会式で無事の開催を喜んだ(写真:高野徹)


【総合順位】
優勝:日鉄ソリューションズ株式会社


準優勝:SCSK株式会社


第3位:株式会社DTS


第4位:アイエックス・ナレッジ株式会社


第5位:Dell Techonologies


第6位:日本ビジネスシステムズ株式会社


第7位:株式会社ユー・エス・イー


第8位:情報技術開発株式会社


第9位:株式会社インテリジェント ウェイブ


第10位:日本ナレッジ株式会社


第11位:株式会社フォーカスシステムズ

 
<総合順位表>



第23回ITテニスリーグの詳細はこちら

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