エース対決で島袋将がフォミンに敗れ、ウズベキスタンが来季のファイナルズ予選進出を決める [デビスカップ日本対ウズベキスタン]

写真は試合前のフォトセッションでの島袋将(有沢製作所/左)とセルゲイ・フォミン(ウズベキスタン)(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」のワールドグループⅠ「日本対ウズベキスタン」(9月16、17日/ウズベキスタン・タシケント/ハードコート)の第4試合で日本の島袋将(有沢製作所:単353位)がウズベキスタンのセルゲイ・フォミン(単363位)に6-7(1) 5-7で敗れ、ウズベキスタンが来季のファイナルズ予選進出を決めた。試合時間は2時間。

 両者は今回が初対戦。2度目の代表入りとなった25歳の島袋がデビスカップのシングルスでプレーしたのはこれが2度目だったが、初黒星を喫した。

 初日に行われたシングルスはオープニングマッチで島袋がデニス・イストミン(単420位)を3-6 7-6(5) 7-6(9)で退けたあと第2試合は望月慎太郎(IMG Academy:単387位)がフォミンに6-7(3) 6-7(2)で競り負け、ダブルスでは上杉海斗(江崎グリコ:複243位)/綿貫陽介(フリー:複1206位T)がサンジャル・ファイジエフ(複164位)/イストミン(複612位)に6-3 6-7(2) 2-6で敗れてウズベキスタンが王手をかけていた。

 今年のファイナルズ予選(3月4、5日/スウェーデン・ヘルシンボリ/室内ハードコート)でスウェーデンと対戦した日本は、2勝3敗で敗れてファイナルズ進出を逃していた。

 ウズベキスタンはワールドグループⅠプレーオフ(3月4、5日/ウズベキスタン・タシケント/室内ハードコート)でトルコに2勝3敗で敗れたが、ワールドグループⅠに進出した。

 両国はこれが5度目の対戦だったが、ウズベキスタンが3勝2敗と勝ち越した。

 敗れた日本は来季、ワールドグループⅠプレーオフから再出発を図ることになる。今シーズン限りで辞任する岩渕聡監督はこれが最後の指揮となり、来季は新監督に就任予定の添田豪(GODAI)がバトンを引き継ぐことになる。

 デビスカップは2019年から、国際テニス連盟(ITF)とスペインのサッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。

 24ヵ国がホーム&アウェー方式で争うワールドグループⅠはベスト・オブ・3セットマッチで初日にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(先に3勝したチームの勝利)で行われる。各対戦に勝利した12ヵ国が、翌年のファイナルズ予選への出場権を獲得する。

※文中の世界ランクは9月12日付

ワールドグループⅠ|日本 1-3 ウズベキスタン

第1日|9月16日(金)

第1試合 ○島袋将(有沢製作所:単353位)3-6 7-6(5) 7-6(9) ●デニス・イストミン(単420位)

第2試合 ●望月慎太郎(IMG Academy:単387位)6-7(3) 6-7(2) ○セルゲイ・フォミン(単363位)

第2日|9月17日(土)

第3試合 ●上杉海斗(江崎グリコ:複243位)/綿貫陽介(フリー:複1206位T)6-3 6-7(2) 2-6 ○サンジャル・ファイジエフ(複164位)/デニス・イストミン(複612位)

第4試合 ●島袋将(有沢製作所:単353位)6-7(1) 5-7 ○セルゲイ・フォミン(単363位)

第5試合 望月慎太郎(IMG Academy:単387位)打切 デニス・イストミン(単420位)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

Pick up

Related

Ranking of articles