「素晴らしいシューズを提供するアシックスはオーストラリアでも大注目だ」デミノー特別インタビュー
3年ぶりの開催となる国内唯一のATPツアー公式戦「楽天ジャパンオープン」(ATP500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月3~9日/賞金総額210万8110ドル/ハードコート)に出場するアレックス・デミノー(オーストラリア)がインタビューに応じ、9月に出場したレーバー・カップ、オーストラリアを代表すること、自身の着用するアシックスのウェアやシューズについて語った。
――君はスペイン国籍を選ぶこともできたが、オーストラリア国籍を選んだ理由は?
「母はスペイン生まれで、僕自身も幼少の頃はスペインで育った。親戚や友人は今でもスペインにたくさんいる。でも、いつでもオーストラリアが自分の故郷だと感じてきた。だからこそ、デビスカップでオーストラリアを代表して戦うことは、物凄く重要なことなんだ」
――オーストラリアを代表してチーム戦を戦うのはどのような気持ち?
「チーム戦は大好きだ。そして国のために戦えるのは特別なこと。普段は一人で多くの大会を転戦するから、孤独を感じるときもある。でも、チーム戦になると自分のためだけに戦う訳じゃないから、凄く特別なものになる」
レーバーカップのトロフィーからシャンパンを飲んでチームワールドの初勝利を祝うデミノー(Getty Images)
――チーム戦と言えば、レーバー・カップでアンディ・マレー(イギリス)を倒したのは、どんな経験だった?
「クレイジーな体験だった。アンディの裏庭と言える場所(ロンドン)で対戦して、チームに勝利をもたらすことができてうれしい。O2アリーナで、物凄い雰囲気の中でプレーするのは貴重な経験。また出場できればいいね」
――ニック・キリオス(オーストラリア)がオーストラリア人にとってツアーを転戦するのは、移動距離や時間が長くて大変だと言っていた。君の意見は?
「100%同意するよ。オーストラリア人は立地の面で他の国より厳しい。ヨーロッパからもアメリカからもかなり離れている。多くの選手は家族や友人に会うことができず、長期間遠征に出なければならないから、かなりタフだ。僕自身はモナコにも拠点があるから、恵まれているほうだろう。おかげでリラックスする時間を確保できている。でも、他の選手たちは6~7ヵ月家族や友人に会うことなく、遠征続きになる。これは本当にタフなことなんだ」
――君だけでなく、オリンピック、クリケット、ラグビー、ホッケーなどのオーストラリア代表がアシックスのユニフォームを着ている。この関係についてはどう思っている?
「素晴らしい関係だね。僕もオーストラリアを代表してプレーするときにアシックスを着用できてうれしいよ。オーストラリア人はアシックスというブランドが大好きだ。特に大きな大会で凄くいい形で協力関係ができている。そして国を代表して戦うとき、アシックスを着られることは光栄さ」
――何故アシックスはオーストアリアでここまで広がった?
「それはよくわからない。ただ、素晴らしいブランドでオーストラリアで多くの注目を集めている。僕の予想ではシューズの影響が大きいと思う。すべてのスポーツの中でも、アシックスはもっとも素晴らしい品質を提供している。このような素晴らしいシューズを作るために多くの時間と労力を費やしてくれている。その献身性はよく知られているよ」
9月のデビスカップではフランスのボンジを倒し、オーストラリアを勝利に導いた(Getty Images)
――今回のシューズは半分オーストラリアカラーだね?
「ああ、このシューズをデビスカップまでに間に合わせてくれて、履くことができたのはうれしかったよ。ほぼグリーン&ゴールドだよね? 見た目も美しいけど、機能性も素晴らしいんだ。グリップ力があって、僕のように激しく動き回るタイプの選手だと、凄くグリップ力が大きな助けになってくれる。コートのコーナーから素早く切り返すことができるんだ。そしてとても軽い! 裸足でコートを走り回っているくらいの感覚さ!」
――ウェアの着心地、機能性はどう?
「シャツはとても心地いいよ。物凄く通気性のいい素材を使っているから、シャツがよく呼吸をするんだ。湿気の多いところでタフな試合をすると汗が止まらないんだ。そんなときでもシャツは重くならない。通気性があっていいよ。楽天ジャパンオープンで今日とは違う色、ブルーのシャツになる。楽しみにしてくれよ!」
写真◎BBM
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