デミノーがブルックスビーを倒して3年ぶり2度目の優勝 [アトランタ・オープン]

写真は3年ぶり2度目の優勝を飾ったアレックス・デミノー(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「アトランタ・オープン」(ATP250/アメリカ・ジョージア州アトランタ/7月25~31日/賞金総額79万2980ドル/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が第6シードのジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)を6-3 6-3で下して3年ぶり2度目の優勝を飾った。

 23歳のデミノーがATPツアーのシングルスでタイトルを獲得したのは、昨年6月のイーストボーン以来で6度目となる。

「観客の皆さんにお礼を言いたい。皆さんは素晴らしかった。僕は地元の選手ではないけど、皆さんのおかげで自分が地元の選手であるかのように感じることができた。応援をありがとう」とデミノーは表彰式のスピーチでスタンドのファンに向けて感謝の言葉を送った。

 準々決勝と準決勝で1セットダウンから挽回したデミノーは、厳しい戦いを潜り抜けて勝ち上がってきた。彼はプレッシャー下でも常に辛抱強く頑張り抜き、キャリアで初めて同じ大会で2度目の栄冠に輝いた。

 ともに高い守備力を誇りガッツがあることで知られるふたりの対戦となったが、この日はデミノーの攻撃が勝負を分けた。チャンスがあれば前に出てボレーでポイントを決めたデミノーは第1セットを先取し、第2セットでも先にブレークに成功した。ブルックスビーも挽回しようと奮闘したが、デミノーが攻守のバランスが取れたプレーでそのまま勝ちきった。

 21歳のブルックスビーにとってこれは3度目のツアー決勝だったが、昨年7月のニューポートと今年2月のダラスに続いて準優勝に終わった。

 一方で男子ダブルスは第2シードのタナシ・コキナキス/ニック・キリオス(ともにオーストラリア)が制し、単複ともにオーストラリア勢がチャンピオンとなった。

 膝の痛みのためシングルスを棄権したキリオスは相棒のコキナキスと参戦したダブルスではプレーを続け、この日は前日から持ち越されていた準決勝で第3シードのラジーブ・ラム/ジャック・ソック(ともにアメリカ)を6-4 6-7(7) [10-2]で倒し、シングルスのあとに行われた決勝では同胞のジェイソン・クブラー/ジョン・ピアース(ともにオーストラリア)に7-6(4) 7-5で競り勝った。


男子ダブルス優勝のタナシ・コキナキス(オーストラリア/左)とニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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