『ASICS テニスクリニック』 国内NO.1中学校に世界ランク23位のデミノーが訪問!

かえつ有明中・高等学校のテニス部員たちの前で見本を見せるアレックス・デミノー(オーストラリア)(写真◎BBM)


 世界ランク23位(10月3日付)のアレックス・デミノー(オーストラリア)が、今夏の第49回全国中学生大会の団体戦を制したかえつ有明中学校・高等学校を訪問し、32人の選手たちに『ASICS テニスクリニック』を行った。

 選手たちと直接打ち合い、近くでストロークをチェックしてアドバイスを送るなどしてから、自ら2種類のフォアハンドのデモンストレーションを行った。コートの後方からはスピンを多くかけた守備的なショット、浅いボールに対してフラットで叩きにいくショットの手本を見せた。

 ステップの重要性も説明し、打ち終わったあとの一歩目を大きなクロスステップで踏み出すことによって、より速く次のボールに動き出せると力説した。



 選手たちからの質問では、自身のバックハンドの打ち方を伝授。右肩でショットを打つ方向をしっかり狙い、ストレートのときは右腕に力を入れ、クロス、アングルに打つときは最後に左手で押し込むと伝えた。フォアハンドでは色々なバリエーションを打てるが、バックハンドはシンプルに打つともアドバイスした。


かえつ有明中・高等学校に登場したアレックス・デミノー(オーストラリア)(写真◎BBM)

 終始優しい笑顔で中高生たちと接したデミノー自身もクリニックを楽しんだようだ。

「滅多にない貴重な機会でとても楽しかった。外国の子供たちのレベルを知ることもでき、自分のアドバイスで少しでも彼らの助けになれたらいい。僕自身も彼らと同じ年齢だったのは、それほど遠い過去のことじゃない。彼らと同じように練習していた。今日は僕にとって特別な日になったよ。彼らのレベルはとても高かった。安定感があり、僕と普通にラリーを打ち合うこともできる素晴らしいレベルだった」

 また自身の経験から貴重なアドバイスを送った。

「うまくなりたいという気持ちを持ち続けることが一番重要だ。相手がどんなプレースタイルだろうと、常に全力を尽くすことだ。そうすれば、どんなスタイルの相手に対しても順応できるようになる。それがトッププレーヤーと戦えるようになるのに重要なことで、自分がいつも心掛けていることだ。そしていつも自分のプレーに異なる要素を加えていく。よりアグレッシブになったり、よりスピンの多いボールを打ったりして、いつでもより多くのオプションを持てるようにするといい」

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取材◎池田晋

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