ダブルスはクレイチコバ/シニアコバの連覇を阻止したクデルメトワ/メルテンスが全勝優勝 [WTAファイナルズ]

写真は女子ダブルスで優勝を飾ったベロニカ・クデルメトワ(ロシア/左)とエリース・メルテンス(ベルギー)(Getty Images)


 女子トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ・フォートワース」(WTAファイナルズ/アメリカ・テキサス州フォートワース/10月31日~11月7日/賞金総額500万ドル/室内ハードコート)の女子ダブルス決勝で、第4シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)/エリース・メルテンス(ベルギー)が第1シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)に6-2 4-6 [11-9]で競り勝ち優勝を飾った。試合時間は1時間42分。

 今大会のダブルスは2022年シーズンの成績上位8組のみで争われ、4組ずつのグループに分かれたラウンドロビン(総当たり戦)を行ったあと上位2組ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われた。

 パム・シュライバー・グループのクデルメトワ/メルテンスは第5シードのリューメラ・キッシャノック(ウクライナ)/エレナ・オスタペンコ(ラトビア)を3-6 6-1 [10-6]で、第7シードのアンナ・ダニリナ(カザフスタン)/ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-4 6-3で、第2シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/ジュリアーナ・オルモス(メキシコ)を7-6(5) 6-2で破って予選ラウンドを全勝で勝ち上がると、準決勝では第8シードのデザレー・クラブチェク(アメリカ)/デミ・シヒュース(オランダ)を6-1 6-1で下して決勝進出を決めていた。

 今シーズンのクデルメトワ/メルテンスは今季ここまで12大会に出場し、4度決勝に進出して2月のドバイ(WTA500/ハードコート)でタイトルを獲得した。

 ロージー・カザルス・グループを3戦全勝で首位通過したクレイチコバ/シニアコバは1セットも落とさず決勝の舞台に辿り着いたが、あと一歩のところで大会連覇を逃した。ふたりはクレイチコバが新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したため欠場したフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)を除く今年のグランドスラム3大会で栄冠に輝き、女子ダブルスで主要タイトル(四大大会+オリンピック+ツアーファイナル)を総なめにする『スーパースラム』を達成した。

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写真◎Getty Images

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