遅すぎる終了時間を避けるため開始時間が変更に [デビスカップ・ファイナルズ]

男子テニスの国別対抗戦、「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリッド/11月18~24日/室内ハードコート)の開催者が夜の部の終了時間が異様に遅くなることを避けるため、開始時間をより早くすることを決めた。

 この変更は、水曜日のイタリアとアメリカの対戦が日をまたいだ午前4時04分に終了したあとに決められた。これはテニス史上2番目に遅い終了時間だった。最後のダブルスの試合でアメリカが勝利をもぎ取ったとき、残っていた観客は数百人に過ぎなかった。

 変更の結果、午前の試合と午後の試合は30分前倒しになり、10時30分と17時30分の開始となった。加えて第1シングルスと第2シングルスの間隔は20分から10分に短縮され、ダブルスの試合は第2シングルス終了から30分以内に開始しなければならない。

 木曜日のオーストラリア対カナダの準々決勝は、変わらず18時開始で行われた。

 いくつかの試合が午前0時過ぎに終わったあと、プレーヤーとファンはすでに不満の声を漏らしていた。新しいデビスカップはシングルス2試合とダブルス1試合のベスト・オブ・3セットマッチの構成だが、ある対戦ではこの3試合を終えるのに9時間近くがかかっており、午後の部の開始時間に食い込んで長い遅延を生み出していた。

 新しいデビスカップのフォーマットではチームは同じ日にベスト・オブ・3セットマッチの3試合を行うが、かつて対戦は3日間に渡る5試合のベスト・オブ・5セットマッチという形式だった。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はオープニングセレモニーの様子
MADRID, SPAIN - NOVEMBER 18: Team Great Britain are announced to the fans in the opening ceremony during Day one of the 2019 Davis Cup at La Caja Magica on November 18, 2019 in Madrid, Spain. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images for LTA)

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