今季好調のジュ・リンがシングルスでツアー初優勝 [タイ・オープン]

写真はオーストラリアン・オープンでのジュ・リン(中国)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「タイ・オープン」(WTA250/タイ・ホアヒン/1月30日~2月5日/賞金総額25万9303ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝でジュ・リン(中国)がレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)とのノーシード対決を6-4 6-4で制し、WTAツアーの同種目で初優勝を飾った。試合時間は1時間45分。

 29歳のジュは2019年9月に南昌(WTAインターナショナル/ハードコート)でダブルスを制していたが、シングルスでは2度のベスト4がこれまでの最高成績だった。先週末に終了したオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)でグランドスラム自己最高のベスト16をマークしたジュは世界ランクをキャリアハイの54位に上げていたが、ドロー抽選時には反映されず今大会ではシードが付かなかった。

 この結果でジュは、ツレンコとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。ふたりは2019年2月にドバイ(WTAプレミア5/ハードコート)の2回戦で一度顔を合わせており、ツレンコが6-4 6-7(5) 6-3で勝っていた。

 今大会でのジュは1回戦で第3シードのワン・シユ(中国)を4-6 6-3 6-0で、2回戦でチャン・スジョン(韓国)を6-4 7-6(6)で、準々決勝でタマラ・ジダンセク(スロベニア)を6-2 6-2で、準決勝では第7シードのワン・シンユー(中国)を6-2 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 シングルス準決勝で戦ったワンとのペアで出場していたダブルスでも勝ち残っていたジュはこのあと決勝に臨んだが、チャン・ハオチン/ウー・ファンシェン(ともに台湾)に1-6 6-7(6)で敗れて単複2冠はならなかった。23歳のウーにとって、これはツアー初タイトルとなった。

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写真◎Getty Images

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