20歳のジェン・チンウェンがオスタペンコを倒して準々決勝へ「何が起こっても最後まで戦うつもりだった」 [アブダビ・オープン]

写真はジェン・チンウェン(中国)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ムバダラ・アブダビ・オープン」(WTA500/アラブ首長国連邦・アブダビ/2月6~12日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、20歳のジェン・チンウェン(中国)が第5シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を7-6(10) 6-1で下してベスト8に進出した。

 好スタートを切ったオスタペンコは立ち上がりに4-1とリードしたが、4-2からのサービスゲームでやや安易にミスを犯して相手に挽回のチャンスを与えてしまった。オスタペンコはそのあとお互いにブレークし合って迎えた6-5のレシーブゲームで一度、もつれ込んだタイブレークでも2度セットポイントを手にしたが、そのチャンスをものにすることができなかった。

「とにかくその瞬間に集中してプレーし、試合に没頭していたの。第1セットを落としてもあと2セットある訳だから、何が起こったとしても私は最後の最後まで戦うつもりでいたわ」と昨年のUSオープン1回戦に続いてオスタペンコに勝ったジェンは試合後にコメントした。

 ジェンはWTA500レベルで3度目となる準々決勝で、第1シードのダリア・カサキナ(ロシア)とジル・タイヒマン(スイス)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第2シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマルタ・コスチュク(ウクライナ)を6-4 7-5で倒し、第4シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)がエリース・メルテンス(ベルギー)を6-1 7-5で退け、予選勝者のシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)は4-6 6-3 4-1とリードした時点で第7シードのアネット・コンタベイト(エストニア)が棄権したため勝ち上がり、それぞれ8強入りを決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ベンチッチとクデルメトワはこれが初戦だった。背中下部の痛みに苦しんだコンタベイトは第3セット0-3となった時点でメディカルタイムアウトを取り、それから2ゲームプレーしたあとに試合続行を断念した。ベンチッチとロジャーズは、準々決勝で顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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