クデルメトワとの死闘を制した19歳ジェン・チンウェンが初のツアー決勝進出 [東レPPO]

写真はジェン・チンウェン(中国)(Getty Images)


 3年ぶりの開催となる国内最大のWTAツアー公式戦「東レ パン・パシフィック・オープンテニス」(WTA500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦9月19~25日/賞金総額75万7900ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝でジェン・チンウェン(中国)が第4シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)との死闘を5-7 6-3 7-6(3)で制し、ツアー初優勝にあと1勝と迫った。試合時間は3時間4分。

 WTAツアーで1月のメルボルン(WTA250/ハードコート)以来となる準決勝を戦ったジェンは、キャリア2度目のチャンスをものにして初勝利を挙げた。

 東レPPOに初めて出場した19歳のジェンは1回戦で日本の土居美咲(ミキハウス)を6-2 6-4で、2回戦で第1シードのパウラ・バドーサ(スペイン)を6-3 6-2で、準々決勝ではクレア・リュー(アメリカ)を6-4 7-5で破って4強入りを決めていた。

 両者は今回が初対戦。今季を世界ランク126位で始めた19歳のジェンはフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で16強入りするなどして躍進し、キャリアハイの36位で今大会を迎えている。

 ジェンは最終ラウンドで、リュドミラ・サムソノワ(ロシア)と対戦する。サムソノワは準々決勝で、ジャン・シューアイ(中国)を7-6(4) 6-2で下して勝ち上がった。

 クデルメトワはエリース・メルテンス(ベルギー)とのペアで第1シードとして参戦しているダブルスでも勝ち残っており、このあとに第4シードのニコール・メリカ マルチネス(アメリカ)/エレン・ペレス(オーストラリア)に対する準決勝をプレーする予定になっている。

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写真◎Getty Images

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