自信に満ちたベキッチがガルシアを倒して今季初優勝「最後の最後までクレイジーな試合だった」 [WTAモンテレイ]
WTAツアー公式戦「GNP保険オープン」(WTA250/メキシコ・ヌエボ レオン州モンテレイ/2月27日~3月5日/賞金総額25万9303ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第3シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)が第1シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)に6-4 3-6 7-5で競り勝ちチャンピオンに輝いた。
26歳のベキッチがWTAツアーでタイトルを獲得したのは、2021年10月のクールマイユール以来でキャリア4度目となる。ツアー決勝での戦績は、4勝7敗となった。
セットを取り合って突入した第3セットはお互いのサービスキープで進んだが、6-5からラブゲームでブレークしたベキッチが2時間29分で勝利をもぎ取った。ガルシアは第3セット第7ゲームで4つのブレークポイントを手にしたが、ベキッチがその都度冷静なプレーでセーブした。
ガルシアは決勝までの4試合で一度しかサービスゲームを落とさずすべてストレート勝利で勝ち上がってきたが、この日は3つのブレークポイントを一度も凌ぐことができなかった。対するベキッチはブレークのピンチが16回ありながら2度しか落とさず、驚異的な勝負強さを発揮した。
「最後の最後までクレイジーな試合だった。彼女(ガルシア)はとてもいいプレーをしており、本当に深くボールを打ち込んできた。私は可能な限り多くのポイントを取ろうとしていた。簡単ではなかったけど、勝つことができて本当に幸せよ」とベキッチは試合後にコメントした。
「今年はいいスタートを切ったから、ここで勝てなかったとしても近いうちにタイトルを獲れると信じていたわ。いいプレーができているし、しっかりと練習を積んで健康を保つ必要があるだけだと思う。そうすればこれからもいい結果を残しことができるはずよ」
これに先立ち行われたダブルス決勝ではユリアナ・リザラゾ/マリア パウリナ・ペレス ガルシア(ともにコロンビア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したキンバリー・ビレル(オーストラリア)/フェルナンダ・コントレラス ゴメス(メキシコ)を6-3 5-7 [10-5]で倒し、ともにツアー初優勝を飾った。
写真◎Getty Images
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