女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ（4月11～15日／ウズベキスタン・タシケント／ハードコート）の第3戦「日本対ウズベキスタン」の第3試合で日本の青山修子（近藤乳業：複18位）／穂積絵莉（日本住宅ローン：複57位）がウズベキスタンのマツナボヌ・カラモノワ（複--位）／オミナホン・バリハノワ（複--位）に6-0 6-0で圧勝し、日本が3勝0敗で3連勝を飾った。

　青山と穂積のコンビはこれが15試合目の代表戦だったが、戦績は13勝2敗となった。

　第1試合は坂詰姫野（橋本総業ホールディングス：単216位）がサブリナ・オリミヤノワ（単--位）を6-1 6-2で、第2試合のエース対決では本玉真唯（島津製作所：単179位）がセビル・ユルダシェワ（単991位）を6-1 6-1で下し、日本が先に2勝を挙げていた。

　日本は昨年のアジア・オセアニア地区グループⅠ（4月12～16日／トルコ・アンタルヤ／クレーコート）で全勝優勝を飾ったが、プレーオフ（11月11、12日／東京都江東区・有明コロシアム／室内ハードコート）でウクライナに1勝3敗で敗れてふたたびグループⅠに回っていた。

　2023年から新監督となった杉山愛（NPO法人パームインターナショナル湘南）にとって、この大会が初陣となる。

　ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ（デ杯）と同様にITF（国際テニス連盟）が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

　各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、各対戦はシングルス2試合+ダブルス1試合の3試合によって争われる。今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国（日本、中国、インド、韓国、ウズベキスタン、タイ）による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。

※文中の世界ランクは4月10日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第3戦｜日本（3勝0敗）3-0 ウズベキスタン（0勝3敗）

第1試合 ○坂詰姫野（橋本総業ホールディングス：単216位）6-1 6-2 ●サブリナ・オリミヤノワ（単--位）
第2試合 ○本玉真唯（島津製作所：単179位）6-1 6-1 ●セビル・ユルダシェワ（単991位）
第3試合 ○青山修子（近藤乳業：複18位）／穂積絵莉（日本住宅ローン：複57位）6-0 6-0 ●マツナボヌ・カラモノワ（複--位）／オミナホン・バリハノワ（複--位）