日本が2年連続全勝優勝、杉山ジャパンが2位の韓国とともに11月のプレーオフへ [ビリージーンキングカップ◎アジア・オセアニア地区グループⅠ]

写真は昨年に続いて全勝優勝を飾った日本代表チーム(写真提供◎公益財団法人日本テニス協会)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by BNPパリバ」アジア・オセアニア地区グループⅠ(4月11~15日/ウズベキスタン・タシケント/ハードコート)は大会最終日を迎え、ラウンドロビン(総当たり戦)第5戦が行われた。

 今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国(日本、中国、インド、韓国、ウズベキスタン、タイ)で争われ、中国を2勝0敗で下した日本が昨年に続いて全勝優勝を飾った。

 日本は昨年のアジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)で全勝優勝を飾ったが、プレーオフ(11月11、12日/東京都江東区・有明コロシアム/室内ハードコート)でウクライナに1勝3敗で敗れてふたたびグループⅠに回っていた。

 2023年から新監督となった杉山愛(NPO法人パームインターナショナル湘南)にとって、この大会が初陣だった。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 各地域ゾーンは1ヵ所集中開催で、各対戦はシングルス2試合+ダブルス1試合の3試合によって争われる。今回のアジア・オセアニア地区は6ヵ国による総当たり戦を行い上位2チームが来季のファイナルズ予選出場をかけた11月のプレーオフに進出することができ、下位2チームはグループⅡに自動降格となる。

※世界ランクは4月10日付

アジア・オセアニア地区グループⅠ◎第5戦|試合結果

日本(5勝0敗)2-0 中国(3勝2敗)

S2 ○坂詰姫野(橋本総業ホールディングス:単216位)4-6 6-4 6-1 ●ジアン・シンユー(単--位)
S1 ○本玉真唯(島津製作所:単179位)7-5 6-2 ●ジェン・ウーシュアン(単--位)
D 青山修子(近藤乳業:複18位)/穂積絵莉(日本住宅ローン:複57位)打切 ジアン・シンユー(複1046位)/ジェン・ウーシュアン(複--位)

インド(2勝3敗)1-2 韓国(3勝2敗)

S2 ●バイデヒ・チャウダリ(単479位)6-2 4-6 4-6 ○キム・ダビン(単640位)
S1 ○ラトゥーヤ・ボーセール(単400位)7-5 2-6 6-2 ●ク・ヨンウ(単421位)
D ●ラトゥーヤ・ボーセール(複257位)/アンキタ・レイナ(複164位)4-6 6-2 3-6 ○チェ・ジヒ(複304位)/キム・ダビン(複562位)

ウズベキスタン(0勝5敗)0-2 タイ(2勝3敗)

S2 ●サブリナ・オリミヤノワ(単--位)2-6 3-6 ○プンニン・コバピクテッド(単483位)
S1 ●オミナホン・バリハノワ(単--位)4-6 1-6 ○ルクシカ・クンクン(単322位)
D マツナボヌ・カラモノワ(複--位)/セビル・ユルダシェワ(複944位)打切 ピアンタン・プリプーチ(複133位)/マナンチャヤ・サワンカエウ(複615位)

最終順位

1位 日本(5勝0敗)
2位 韓国(3勝2敗)

-----(↑プレーオフ進出↑)

3位 中国(3勝2敗)
4位 インド(2勝3敗)

-------(↓グループⅡに降格↓)

5位 タイ(2勝3敗)
6位 ウズベキスタン(0勝5敗)

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写真提供◎公益財団法人日本テニス協会

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