ともに逆転勝利のサバレンカとサカーリがボトムハーフから準決勝に進出 [マドリッド・オープン]

写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額765万2174ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第9シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が第31シードのイリア カメリア・ベグ(ルーマニア)を6-7(3) 6-4 6-2で倒してベスト4進出を決めた。

 一進一退の第1セットをタイブレークの末に落としたサカーリはワンブレーク差で第1セットを取り返し、第3セットでは相手のサービスゲームを2度破って2時間52分で逆転勝利をおさめた。サカーリはベグとの対戦成績を3勝1敗としたが、勝った3試合はいずれもフルセットで決着がついている。

「彼女のゲームプランは私がここ数年にツアーで対戦したどの選手とも違っていた。あのようなムーンボールに対処するのは簡単じゃない。しっかりボールを打ちたいのに、ここは標高が高いからそれができないの。テニスに関しては昨日ほどよくなかったから、メンタルの部分で勝つことができてうれしいわ。(準決勝まで)あと2日あるから、その間にプレーがよくなるように準備をするつもりよ」とサカーリは試合後にコメントした。

 サカーリは次のラウンドで、1セットダウンから巻き返してマヤル・シェリフ(エジプト)を2-6 6-2 6-1で破って勝ち上がった第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。ふたりは過去8戦して5勝3敗とサバレンカがリードしているが、クレーコートでの対決は初めてとなる。今シーズンは3月にインディアンウェルズの準決勝で顔を合わせ、サバレンカが6-2 6-3で勝っている。

「彼女(サバレンカ)が絶好調であることはわかっている。彼女は現時点で最高のテニスをしている選手のひとりだわ。もちろんこれは彼女が得意とするハードコートではないけど、彼女はここで優勝したことがあるし今大会でも凄くいいプレーをしている」とサカーリは次戦を見据えた。

「私は自分がクレーコートでいいテニスができると信じているし、ここでもいいプレーができると思っているわ。まあどうなるか見てみましょう。以前に対戦したときと比べてどう違うか興味津々よ」

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写真◎Getty Images

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