18歳フィスがマスターズ本戦初勝利をマーク「雨の中断が僕にとってはよかった」 [イタリア国際]

写真はムトゥア・マドリッド・オープンでのアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BNLイタリア国際」(ATP1000/イタリア・ローマ/5月10~21日/賞金総額863万7966ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で18歳のアルトゥール・フィス(フランス)が同じ予選勝者のフアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)を6-1 1-6 6-4で倒し、ATPマスターズ大会で初の本戦勝利をマークした。

 立ち上がりに5ゲームを連取して1ゲームしか落とさず第1セットを先取したフィスはまったく逆の展開で第2セットを取り返されたが、サービスキープで進んだ第3セット4-4から2つのブレークポイントを凌いでキープすると続く相手のサービスゲームを破って2時間9分で試合を締めくくった。

「紆余曲折があった試合だった。第1セットはよかったけど、そこから突然流れが変わって彼(セルンドロ)が優位に立った。戦術が機能しなくなってポイントを締めくくることができなかった。すべてのゲームでチャンスはあったから自分が主導権を握っていると感じていたけど、なかなかゲームを取ることができなかった。そのあと(第2セット1-5の場面で)雨による中断があったけど、それが僕にとってはよかったよ」とフィスは試合を振り返った。

「観客が僕を後押ししてくれて、重要な瞬間にいいサービスを打つことができた。(第3セット)4-4の15-40のポイントではいいハーフボレーが決まったし、間違いなくいい勝利だった」

 フィスは次のラウンドで、第7シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

「きっと面白い試合になるだろう。彼(ルーネ)は現在非常にいいプレーをしている。モンテカルロで決勝に進出し、それからミュンヘンで優勝した。厳しい戦いになるだろうね。次の試合でも観客が助けてくれることを願っている。その瞬間を楽しむつもりだけど、もちろん勝利を目指すよ!」とフィスは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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