チチパスがベセリに苦戦も初戦を突破「今日の彼は難しい障壁だった」 [フレンチ・オープン]

写真は苦戦を強いられながらも初戦を突破したステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がイリ・ベセリ(チェコ)を7-5 6-3 4-6 7-6(7)で振りきり大会をスタートした。

 最初の2セットを先取したとき、チチパスは大方の予想通り勝利に向けて順調に進んでいるように見えた。しかし奮起したベセリが5-4からブレークして第3セットを取り返すと第4セットのタイブレークでも6-3とリードし、最終セットに持ち込む寸前まで迫った。

 しかし冷静さを保ったチチパスがそこから6-6まで挽回し、6-7ともう一度セットポイントを握られてから3ポイントを連取して3時間13分で試合を終わらせた。

「今日の彼は難しい障壁だった。嘘はつかないよ。彼には苦しめられたけど、このような形で乗り越えることができてよかったよ。何度も難しい状況に陥ったけど、何とか立ち直ることができた。今日の勝利は僕にとってとても重要だ」とチチパスは試合後にコメントした。

 チチパスは僅かではあるが、今大会で優勝すれば世界ナンバーワンになる可能性を持っている。それが実現するにはカルロス・アルカラス(スペイン)が3回戦より先に進まず、ダニール・メドベージェフ(ロシア)が準決勝を前に負け、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が決勝に進出しないという条件が付く。

 ロラン・ギャロスでの戦績を19勝6敗としたチチパスは次のラウンドで、予選勝者のエミリオ・ナバ(アメリカ)を7-6(5) 6-3 6-2で破って勝ち上がったロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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