チチパスがカルバレス バエナをストレートで退け3回戦へ「タイブレークは克服しなければならない非常にタフなチャレンジだった」 [フレンチ・オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、グランドスラム初タイトルを狙う第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)を6-3 7-6(4) 6-2で下してベスト32に進出した。

 前哨戦のローマなどヨーロッパでは雨が多かったが、今大会はここまでのところ概ね好天に恵まれている。

「こういう晴れた日のバウンドやボールの動きは好きだね。今年は大会で雨が降ったことが何度かあったけど、そういうコンディションは僕にはあまり合わない。今日みたいに晴れた日は本当に楽しいよ」と2021年大会準優勝者のチチパスはコートの状態について話した。

 軽快なフットワークと深く力強いフォアハンドを駆使して試合の大部分で主導権を握ったチチパスは、第1セットと第3セットでは相手を圧倒した。第2セットは2度続けてブレーク直後のサービスゲームをキープできず競り合いになったが、もつれ込んだタイブレークをきっりちものにした。

「第2セットは難しかった。やや集中力が乱れてしまい、少し状況が難しくなったように感じた。クレーコートではよくあることだ。常に反撃して生き残るチャンスがある。彼(カルバレス バエナ)はあそこで何度かいいゲームをして、2度連続でブレークした」とチチパスは試合後の記者会見で語った。

「タイブレークは僕にとって克服しなければならない非常にタフなチャレンジだった。2セットアップというアドバンテージを手にするために、あそこで最高のテニスをしなければならなかった。もし落としていたらかなり厳しくなっていただろうね」

 チチパスは次のラウンドで、ヌーノ・ボルヘス(ポルトガル)を7-6(3) 6-4 6-3で破って勝ち上がったディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する。2020年10月に世界ランク自己最高8位をマークしたシュワルツマンは昨年の後半から不振に陥っており、95位から再浮上を目指して奮闘している。

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写真◎Getty Images

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