アルカラスがダニエル太郎を倒して2回戦を突破「太郎は本当にタフな相手」 [フレンチ・オープン]
今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が日本のダニエル太郎(エイブル)を6-1 3-6 6-1 6-2で退けベスト32に進出した。
第1セットを取ったあとやや集中力を落とした様子のアルカラスは第2セット第2ゲームでブレークされたリードを取り返せないままそのセットを落としたが、第3セットに入るとレベルを引き上げて5ゲームを連取するとそのまま勝利に向けて突き進んだ。
「太郎は素晴らしいプレーをしていた。彼は本当にタフな相手で、今年は素晴らしい選手に対する試合で勝利をおさめている。コンディションも難しくて本当に本当に厳しかったけど、できる限りテニスを調整しなければならない。(試合後半は)すべてのショットに集中していたし、素晴らしいレベルでプレーができたから勝ててうれしいよ」とアルカラスは試合後にコメントした。
「素晴らしい気分だ。初日からファンたちのサポートを感じていたし、今日もそうだった。観客からのサポートとエネルギーを感じながらフィリップ・シャトリエ・コートでプレーできて本当に幸せだ」
ケガでオーストラリアン・オープンを欠場したアルカラスは2月からシーズンを開始したあと3月のインディアンウェルズと5月のマドリッドのATPマスターズ1000大会を含む4勝を挙げているが、第1シードとしてグランドスラム大会に出場するのは今回が初となる。USオープン優勝後は突然期待される存在となった重圧に耐えきれなかったと明かしたこともあったアルカラスだが、今のところはコートでも笑顔も絶やさずプレッシャーにもうまく対処しているように見える。
アルカラスは次のラウンドで、マッテオ・アルナルディ(イタリア)を6-2 3-6 6-3 6-3で破って勝ち上がった第26シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。
写真◎Getty Images
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