西岡良仁がグランドスラム2大会連続ベスト16進出の快挙、5セットでザイブチ ビルチに貫録勝ち [フレンチ・オープン]

写真はグランドスラム2大会連続ベスト16進出の快挙を達成した西岡良仁(ミキハウス)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス3回戦で、第27シードの西岡良仁(ミキハウス)が予選から勝ち上がってきた世界ランク172位のチアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)を3-6 7-6(8) 2-6 6-4 6-0で倒してベスト16進出を決めた。試合時間は3時間38分。

 四大大会で西岡が3回戦を突破したのは1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に続いてキャリア2度目だが、日本人選手がグランドスラム大会の同種目で複数回に渡って16強入りしたのは錦織圭(ユニクロ)に続いてオープン化以降2人目の快挙となる。

 ロラン・ギャロスに6年連続8度目の出場となる27歳の西岡は、過去6度本戦でプレーして2019年から3年連続で1勝ずつをマーク。昨年は1回戦で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3-6 1-6 0-6で敗れていた。

 両者は今回が初対戦。2020年3月にサンティアゴ(ATP250/クレーコート)でツアー初タイトルを獲得した23歳のザイブチ ビルチはセンターコートで行われた1回戦で第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を7-6(5) 6-7(6) 2-6 6-3 6-4で倒し、2度目のグランドスラム本戦で世界2位を倒す大金星で初勝利を挙げていた。

 今大会での西岡は1回戦でJ.J.ウルフ(アメリカ)を1-6 3-6 6-4 6-3 6-3で、2回戦ではマックス・パーセル(オーストラリア)を4-6 6-2 7-5 6-4で破って勝ち上がっていた。

 西岡は4回戦で、第15シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)とトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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