ジョコビッチが手負いのアルカラスを退け決勝進出 [フレンチ・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月28日~6月11日/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第3シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-3 5-7 6-1 6-1で下して2年ぶり3度目の優勝に王手をかけた。試合時間は3時間23分。

 アルカラスは第3セット1-0からのレシーブゲーム最後のポイントでフォアハンドのリターンをネットにかけた際に右脚を痛め、治療を受けて試合を再開したあとは1ゲームしか取ることができなかった。

 ロラン・ギャロスに19年連続出場となる36歳のジョコビッチは、2016年と21年にタイトルを獲得。ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだ昨年は、準々決勝でラファエル・ナダル(スペイン)に2-6 6-4 2-6 6-7(4)で敗れていた。

 2023年シーズンのジョコビッチはここまでクレーコート3大会でプレーしたが優勝争いには絡めず、5勝3敗とやや低調な戦績で今大会を迎えている。

 この結果でジョコビッチは、アルカラスとの対戦成績との対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は昨年5月にマドリッド(ATP1000/クレーコート)の準決勝で一度顔を合わせており、アルカラスが6-7(5) 7-5 7-6(5)で勝っていた。

 今大会でのジョコビッチは1回戦でアレクサンダー・コバチェビッチ(アメリカ)を6-3 6-2 7-6(1)で、2回戦でマートン・フチョビッチ(ハンガリー)を7-6(2) 6-0 6-3で、3回戦で第29シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を7-6(4) 7-6(5) 6-2で、4回戦でフアン パブロ・バリーリャス(ペルー)を6-3 6-2 6-2で、準々決勝では第11シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を4-6 7-6(0) 6-2 6-4で破って4強入りを決めていた。

 ジョコビッチは決勝で、第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と第22シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の勝者と対戦する。ジョコビッチは次の試合で勝てば、アルカラスから世界ナンバーワンの座を取り戻すことができる。

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写真◎Getty Images

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