元世界3位ラオニッチがほぼ2年ぶりのツアー復帰戦に勝利「どこまでいけるか見てみたい」 [ATPスヘルトーヘンボス]

写真は2019年フィーバーツリー選手権でのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「リベマ・オープン」(ATP250/オランダ・北ブラバント州スヘルトーヘンボス/6月12~18日/賞金総額75万950ユーロ/グラスコート)の男子シングルス1回戦でケガにより2年近く戦線を離脱していたミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が第5シードのミオミル・キツマノビッチ(セルビア)を6-3 6-4で下し、ツアー復帰戦を勝利で飾った。

 2021年7月以来となる公式戦でプレーしたラオニッチは一度だけサービスゲームを落としたが、ファーストサーブからのポイントを92%の高確率で取って1時間24分でグラスコートのツアーレベルでのマッチ50勝目を挙げた。

「もう一度挑戦して、できる限り先までいけるよう願っている。可能な限りの努力をしてきたから、どこまでいけるか見てみたいと思っている。人前でプレーできて本当にうれしかった。丸1年は一度もボールを打つことができなかったけど、今は大勢の人々の前でプレーできるようになった。かなり緊張して、その感覚を忘れてしまっていたよ。今日に限っては、誰もいないところでプレーしたほうが楽だったかもしれないね」と32歳のラオニッチは試合後にコメントした。

「1日1日に取り組んでいくよ。何もできなかったときは辛かった。もう一度ここに来るができてうれしい。コートに戻り、プレーするチャンスを得た。もう一度戦い、努力を積んで自分がどこまでいけるか知る機会があるというのはありがたいことだ」

 ラオニッチは次のラウンドで、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)と予選を勝ち上がってきたジョバンニ・エムペシ ペリカール(フランス)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第7シードのユーゴ・アンベール(フランス)がジェイソン・クブラー(オーストラリア)を6-4 6-2で退け、マルク アンドレア・ヒュスラー(スイス)が第8シードのマキシム・クレッシー(アメリカ)を6-2 7-6(2)で倒し、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のリンキー・ヒジカタ(オーストラリア)はワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したハイス・ブラウワー(オランダ)に6-7(5) 6-3 6-2で逆転勝利をおさめてそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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