前年覇者チチパスが初戦敗退、41歳ロペスは準々決勝進出 [マヨルカ選手権]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月25日~7月1日/賞金総額98万4805ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がヤニック・ハンフマン(ドイツ)に4-6 6-3 6-2で敗れる番狂わせが起きた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ディフェンディング・チャンピオンのチチパスはこの試合が初戦だった。チチパスは世界ランク5位ながら、グラスコートシーズン3大会でプレーして1勝3敗の戦績でウインブルドンを迎えることになった。

 オープニングゲームをブレークしたリードを守って第1セットを先取したハンフマンは第2セットを取り返されたが、第3セットで相手のサービスゲームを2度破って1時間45分で今季3度目の対トップ10勝利を挙げた。

「トップ10の選手に勝つためには多くのことがうまく機能しなければならない。今日は本当にいいスタートが切れたと思う。もしかしたらステファノスは初戦ということで少しこのコンディションに馴染めていなかったのかもしれない。グラスコートで風もあって簡単じゃないから、僕が初日に1試合プレーしていたことは本当に重要だった」とハンフマンは試合後にコメントした。

「僕は3セットのすべてで本当にいいサービスを打てていた。1ゲームだけダブルフォールトを2本犯したけど、全体的には自分のパフォーマンスに凄く満足している」

 ハンフマンは次のラウンドで、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を7-6(6) 1-6 6-3で破って勝ち上がった41歳のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)と対戦する。ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したロペスはこの大会を最後に現役を退く意向を表明しているが、キャリア最後の日をふたたび延長した。

 そのほかの試合ではクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)が第3シードのベン・シェルトン(アメリカ)に6-7(4) 6-4 7-6(2)で競り勝ち、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアルトゥール・リンデルネック(フランス)はコンスタン・レスティエンヌ(フランス)を6-3 6-2で下し、ともに同胞対決を制した両者が準々決勝で顔を合わせることになった。

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写真◎Getty Images

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