5つのマッチポイントを凌いだユーバンクスがツアー初優勝に王手「とにかくファイトして解決策を見つけようとしていた」 [マヨルカ選手権]

写真はクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「マヨルカ選手権」(ATP250/スペイン・マヨルカ島/6月25日~7月1日/賞金総額98万4805ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準決勝で、27歳のクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)が5つのマッチポイントを握られながらも予選勝者のロイド・ハリス(南アフリカ)に4-6 6-3 7-6(9)で競り勝ちツアー初優勝に王手をかけた。

 ワンセットダウンからセットオールに追いついたユーバンクスは第3セット4-5からのサービスゲームで0-40という絶体絶命のピンチを凌ぎ、タイブレークでも更に2つのマッチポイントをセーブした末に2時間18分で勝利をもぎ取った。

「とにかくファイトして、解決策を見つけようとしていた。僕は少しエンジンがかかるのが遅かったけど、ロイドが本当にいいプレーをしていて僕にたくさんボールを打たせた。前半はリズムが掴めていなかった。サービスでリズムを見つけようと言い聞かせていたんだ。それが今週の活躍に不可欠なものだったからね。それがうまくいって戦い続けることができたよ」とユーバンクスは試合後のオンコートインタビューで語った。

 元ジョージア工科大学のスター選手だったユーバンクスは世界ランク77位で今大会を迎えたが、ランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで自己最高を大幅に更新する50位に浮上した。

「僕にとって大きな意味がある。多くのハードワークと粘り強さが必要だった。キャリアを通して多くのアップダウンがあったけど、ようやく物事がうまく噛み合い始めた。ついに自分が一貫性のあるいいプレーを何試合も連続でやってのけるところを目にするというのは信じられないようなことだ。明日はもっとうまくやりたいけど、今はこの勝利を堪能するよ」とユーバンクスは話した。

 ユーバンクスは決勝で、ヤニック・ハンフマン(ドイツ)を7-6(4) 6-4で破って勝ち上がった第4シードのアドリアン・マナリノ(フランス)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles