世界1位バーティが初のWTAファイナルズに意欲「皆にチャンスがある」
トップ8によるエリート大会「資生堂WTAファイナルズ深圳」(WTAファイナルズ/10月27~11月3日/中国・深圳/賞金総額1400万ドル/室内ハードコート)が、10月27日(日)に開幕を迎える。
第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)はキャリアでもっとも成功をおさめたシーズンを、WTAファイナルズへの初出場で華々しく締めくくろうとしている。バーティはフレンチ・オープンでグランドスラム初タイトル、世界ランク1位のステイタス、オーストラリアをフェドカップ決勝に導いたことなど、今季多くの『キャリア初』をやってのけた。
「すべてのサーフェス上、世界中のすべての大陸で、非常に一貫性のある成績を挙げたシーズンだったわ」とバーティは胸を張った。「自分が並外れたレベルのテニスをプレーしてきたと感じている」。
中国・深圳を会場に行われる10年の初年度となる今年の大会は、過去何年かと比べて8人の中により多くの若い世代を迎え入れることになった。
深圳で23歳のバーティに続くのは、先のUSオープンでグランドスラム初タイトルを獲得した19歳のビアンカ・アンドレスク(カナダ)、2018年USオープンと今年のオーストラリアン・オープンで優勝した22歳の大坂なおみ(日清食品)、最後の出場権を獲得した22歳のベリンダ・ベンチッチ(スイス)らだ。
この4人のうち、過去にWTAファイナルズでプレーしたことがあるのは大坂だけとなる。彼女は初出場だった昨年、ラウンドロビンの3試合のすべてで敗れていた。
大阪と北京で優勝した大坂は疲労を抱えながらここに至ったとはいえ、2018年よりもよい戦いを見せたいと願っている。
「昨年のシーズン末は私にとってものすごく忙しく、てんやわんやという感じで、ほとんど何も覚えていないの」と大坂は振り返った。「ここにたどり着いたときには、疲労困憊していたのよ」。
バーティ、大坂、ベンチッチは、ウインブルドン優勝歴2回のペトラ・クビトバ(チェコ)とともにレッド・グループに入っている。一方のアンドレスクは、ウインブルドン優勝者のシモナ・ハレプ(ルーマニア)、世界2位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、前年度覇者のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)ととともにパープル・グループに振り分けられた。
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