タイトル防衛を目指すアルカラスがコプファーの途中棄権で2回戦へ [USオープン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス1回戦でドミニク・コプファー(ドイツ)が第2セット途中で棄権したため、カルロス・アルカラス(スペイン)の勝利が決まった。

 自分のサービスで始まった第1ゲームの途中で左足首を捻ったコプファーはテーピングを施してプレーに戻ったが、最後のゲームをキープして2-6 2-3となった時点で試合続行を断念した。試合時間は60分。

 全米に3年連続出場となる20歳のアルカラスは、昨年の大会でグランドスラム初タイトルを獲得。決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー)を6-4 2-6 7-6(1) 6-3で倒してチャンピオンに輝くと同時に、1973年に発足したATPランキング史上最年少で1位の座に就いた。

 2023年シーズンのアルカラスは7月のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で2度目のグランドスラム制覇を果たすなど男子ツアートップの6勝を挙げ、53勝6敗の戦績で今大会を迎えている。

 大会連覇を目指す第1シードのアルカラスは次のラウンドで、ギド・ペラ(アルゼンチン)を7-6(5) 6-4 6-4で破って勝ち上がったロイド・ハリス(南アフリカ)と対戦する。

 そのほかの試合では第6シードのヤニク・シナー(イタリア)、第17シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第26シードのダニエル・エバンズ(イギリス)、第30シードのトマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)、ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)、2016年大会チャンピオンのスタン・ワウリンカ(スイス)、ウー・イービン(中国)、元世界ランク6位のガエル・モンフィス(フランス)が2回戦に駒を進めた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者、Ret.は途中棄権

大会2日目|8月29日

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○1カルロス・アルカラス(スペイン)[1] 6-2 3-2 Ret. ●2ドミニク・コプファー(ドイツ)

○3ロイド・ハリス(南アフリカ)7-6(5) 6-4 6-4 ●4ギド・ペラ(アルゼンチン)

○8ダニエル・エバンズ(イギリス)[26] 6-4 6-2 7-5 ●7ダニエル エライ・ガラン(コロンビア)

○25トマス マルティン・エチェベリ(アルゼンチン)[30] 6-3 6-7(3) 1-6 6-4 7-6(10-5) ●26オットー・ヴィルタネン(フィンランド)[Q]

○27スタン・ワウリンカ(スイス)7-6(5) 6-2 6-4 ●28西岡良仁(日本/ミキハウス)

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○30ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)6-3 6-4 6-2 ●29ニコラス・モレノ デ アルボラン(アメリカ)[Q]

○32ヤニク・シナー(イタリア)[6] ●31ヤニック・ハンフマン(ドイツ)

○45ウー・イービン(中国)3-6 6-4 2-6 6-4 6-2 ●46ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)

○56ホベルト・フルカチュ(ポーランド)[17] 4-6 5-7 7-6(0) 6-3 6-1 ●55マルク アンドレア・ヒュスラー(スイス)

○62ガエル・モンフィス(フランス)4-6 6-4 6-2 7-6(4) ●61ダニエル太郎(日本/エイブル)[Q]

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写真◎Getty Images

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