ルブレフがカゾーを下して2回戦へ、38歳イズナーは現役最後の大会で初戦突破 [USオープン]

写真はアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第8シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアルトゥール・カゾー(フランス)を6-4 7-6(5) 6-1で下して大会をスタートした。試合時間は2時間32分。

 全米に9年連続出場(2016年の予選敗退を含む)となる25歳のルブレフは、過去3度(2017年、19年、23年)のベスト8がこれまでの最高成績。第9シードで臨んだ昨年は、準々決勝でフランシス・ティアフォー(アメリカ)に6-7(3) 6-7(0) 4-6で敗れていた。

 2023年シーズンのルブレフは4月にモンテカルロ(ATP1000/クレーコート)でマスターズ初制覇を果たすなど2つのタイトルを獲得し、40勝17敗の戦績で今大会を迎えている。

 ルブレフは次のラウンドで、予選を勝ち上がってきた日本のダニエル太郎(エイブル)とガエル・モンフィス(フランス)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第13シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第19シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)、セバスチャン・バエス(アルゼンチン)、元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)、ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)、ジャック・ドレイパー(イギリス)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したジョン・イズナー(アメリカ)、予選勝者のスー・ユーシャオ(台湾)が2回戦に駒を進めた。

 第27シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)はバエスに5-7 5-7 1-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。チョリッチは前週の金曜日にバエスが今季3勝目を挙げたウィンストンセーラム(ATP250/ハードコート)の準決勝で3-6 7-6(4) 6-7(2)で惜敗していたが、雪辱を果たすことはできなかった。

 また引退を表明している38歳のイズナーはファクンド・ディアス アコスタ(アルゼンチン)を6-4 6-3 7-6(1)で退け、最後の大会で1勝を挙げた。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)、Ret.は途中棄権

大会2日目|8月29日

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○5ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)6-3 Ret. ●6ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)

○14スー・ユーシャオ(台湾)[Q] 6-3 6-4 3-6 6-3 ●13タナシ・コキナキス(オーストラリア)

○19ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)6-7(5) 6-3 6-1 6-2 ●20コンスタン・レスティエンヌ(フランス)

○21アンディ・マレー(イギリス)6-2 7-5 6-3 ●22コランタン・ムーテ(フランス)

○24グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)[19] 6-7(9) 6-7(5) 6-1 7-5 7-6(11-9) ●23アレックス・モルチャン(スロバキア)

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○39セバスチャン・バエス(アルゼンチン)7-5 7-5 6-1 ●40ボルナ・チョリッチ(クロアチア)[27]

○48アレックス・デミノー(オーストラリア)[13] 6-2 3-6 6-1 7-5 ●47ティモフェイ・スカトフ(カザフスタン)[Q]

○52ジョン・イズナー(アメリカ)[WC] 6-4 6-3 7-6(1) ●51ファクンド・ディアス アコスタ(アルゼンチン)

○54ジャック・ドレイパー(イギリス)6-1 6-4 6-3  ●53ラドゥ・アルボット(モルドバ)

○64アンドレイ・ルブレフ(ロシア)[8] 6-4 7-6(5) 6-1 ●63アルトゥール・カゾー(フランス)[LL]

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写真◎Getty Images

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