アンドレエワとの10代対決はガウフに軍配「彼女は隙を与えればそこに付け込んでくるタイプの選手」 [USオープン]

写真は試合後に握手を交わすココ・ガウフ(アメリカ/右)とミルラ・アンドレエワ(ロシア)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第6シードのココ・ガウフ(アメリカ)が16歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)を6-3 6-2で下してベスト32に進出した。

 注目の10代対決だったが、より経験豊富な19歳のガウフに軍配が上がった。最初から最後まで落ち着きを保ったガウフはオープニングゲームでサービスダウンを喫したが、ほとんどの時間帯で主導権を握っていた。

 0-1から4-1とリードしたガウフは残りのサービスゲームをきっちりキープして第1セットを先取し、第2セットでも2度ブレークして1時間16分で快勝した。力強いサービスで27回あったファーストサーブからのポイントを22本ものにしたガウフは、相手の3倍以上に当たる24本のウィナーを決めた。

 ともに10代で才能のある選手同士だが、現時点では経験の差がまだ大きいことは明らかだった。

「彼女は隙を与えればそこに付け込んでくるタイプの選手よ。今日は彼女を守勢に回らせたし、うまくできたと思う」とガウフは試合を振り返った。

「自分がもっと若かったころは、どの試合も生きるか死ぬかのように思っていた。でもツアーには30代の選手も頑張っていることに気付き、大きな視点で考えればミスをしてしまう時期も許容しなければならないと考えるようになったの。負けたとしても、そこから学べば問題ないわ」

 初戦敗退に終わったウインブルドンのあとUSオープンに向けたハードコートの前哨戦3大会でプレーしたガウフはWTA500のワシントンDCとWTA1000のシンシナティでタイトルを獲得し、11勝1敗の戦績で今大会を迎えている。その間に唯一負けたのは、ダブルスパートナーのジェシカ・ペグラ(アメリカ)に対するモントリオール準々決勝だった。

 ガウフは次のラウンドで、ダニエル・コリンズ(アメリカ)を3-6 7-6(7) 6-1で破って勝ち上がった第32シードのエリース・メルテンス(ベルギー)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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