ディミトロフがマレーをストレートで退け4年ぶりの3回戦進出「第1セットがカギだった」 [USオープン]

写真は4年ぶりの3回戦進出を決めたグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第19シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が元世界ナンバーワンで2012年大会チャンピオンのアンディ・マレー(イギリス)を6-3 6-4 6-1で下してベスト32に進出した。

 常に先行しながら2セットを連取したディミトロフはお互いにブレークし合って迎えた第3セット1-1から最後の5ゲームを連取して2時間46分で試合を締めくくり、同大会で4強入りした2019年以降で初めて2回戦を突破した。

「今日のパフォーマンスにはとても満足している。正直に言うと、5セットの戦いを予想していた。僕は長くここに留まるんだと常に自分に言い聞かせていた。第1セットがカギだった。そのあとは少しずつ落ち着いていくことができた」とディミトロフは試合を振り返った。

 ふたりはこれ以前に11戦してマレーが8勝していたが、2016年以降はこの日まで一度もプレーする機会がなかった。USオープンでは2016年の4回戦で対決し、マレーが6-1 6-2 6-2で快勝していた。

 しかしこの約7年ぶりの顔合わせで、ディミトロフは1回戦が非常にタフで長い5セットマッチだったにもかかわらず相手よりもエネルギーに溢れるプレーを見せた。

 ディミトロフは次のラウンドで、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)との同胞対決を7-6(1) 3-6 6-4 6-3で制して勝ち上がった2020年大会準優勝者で第12シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

「もちろん目の前の1試合に集中するよ。でも僕たちは3回戦に到達した。このまま進み続けたいと思っている。僕には2019年の素晴らしい思い出がある。それをもう一度繰り返したいし、できない理由はないからね」とディミトロフは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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