男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ」グループステージ（イタリア・ボローニャ、イギリス・マンチェスター、スペイン・バレンシア、クロアチア・スプリト／9月12～17日／室内ハードコート）の最終日は4つのグループのラウンドロビン（総当たり戦）第6戦が行われ、決勝トーナメント進出の8チームが決定した。

　グループAはイタリアがスウェーデンを、グループBはイギリスがフランスを、グループCは第3シードのスペインが韓国を、グループDは第4シードのクロアチアがオランダをそれぞれ2勝1敗で下して勝利をおさめた。

　グループAのイタリアが2勝1敗の2位で決勝トーナメントに進出し、2チームが2勝1敗で並んだグループBとグループDは直接対決に勝っていたイギリスとオランダがそれぞれ首位通過を決めた。

　デビスカップは2019年から、国際テニス連盟（ITF）とスペインの元サッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。ITFは同社とのパートナシップ終了を発表したが、今年の大会は予定通り行われることになっている。

　今年のファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れて9月にグループステージ（総当たり戦）を戦い、各グループの上位2チームが決勝トーナメント（スペイン・マラガ／11月21～26日／室内ハードコート）に進出して優勝チームを決定する。試合は原則的にベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

※[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）

グループステージ最終日｜9月17日

グループA｜ボローニャ

イタリア[WC]（2勝1敗）2-1 スウェーデン（0勝3敗）

R1 ○マッテオ・アルナルディ 6-4 6-3 ●レオ・ボルグ
R2 ○ロレンツォ・ソネゴ 6-4 6-4 ●エリアス・イーメル
R3 ●シモーネ・ボレッリ／ロレンツォ・ムゼッティ 6-4 6-7(4) [8-10] ○フィリップ・ベルゲビ／アンドレ・ヨーランソン

グループA｜最終順位

1位 カナダ：3勝0敗（マッチ8-1）
2位 イタリア：2勝1敗（マッチ5-4）
3位 チリ：1勝2敗（マッチ4-5）
4位 スウェーデン：0勝3敗（マッチ1-8）

グループB｜マンチェスター

イギリス（3勝0敗）2-1 フランス（1勝2敗）

R1 ○ダニエル・エバンズ 3-6 6-3 6-4 ●アルトゥール・フィス
R2 ●キャメロン・ノリー 6-7(5) 6-3 5-7 ○ユーゴ・アンベール
R3 ○ダニエル・エバンズ／ニール・スクプスキー 1-6 7-6(4) 7-6(6) ●ニコラ・マウ／エドゥアール・ロジェ バセラン

グループB｜最終順位

1位 イギリス：2勝1敗（マッチ6-3）
2位 オーストラリア：2勝1敗（マッチ6-3）
3位 フランス：2勝1敗（マッチ5-4）
4位 スイス：0勝3敗（マッチ1-8）

グループC｜バレンシア

スペイン[3/WC]（1勝2敗）2-1 韓国（0勝3敗）

R1 ○ベルナベ・サパタ ミラージェス 6-4 7-5 ●ホン・ソンチャン
R2 ○アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ 6-4 6-4 ●クォン・スンウ
R3 ●マルセル・グラノイェルス／アルベルト・ラモス ビノラス 7-6(2) 6-7(6) [8-10] ○ナム・ジソン／ソン・ミンギュ

グループC｜最終順位

1位 チェコ：3勝0敗（マッチ9-0）
2位 セルビア：2勝1敗（マッチ6-3）
3位 スペイン：1勝2敗（マッチ2-7）
4位 韓国：0勝3敗（マッチ1-8）

グループD｜スプリト

クロアチア[4]（1勝2敗）2-1 オランダ（2勝1敗）

R1 ●ドゥジェ・アジドゥコビッチ 3-6 6-3 5-7 ○ボティック・ファン デ ザンツフープ
R2 ○ボルナ・ゴヨ 4-6 7-6(2) 6-4 ●タロン・グリークスプア
R3 ○ドゥジェ・アジドゥコビッチ／マテ・パビッチ 3-6 6-4 [10-8] ●ヴェスレイ・クールホフ／マットヴェ・ミドルコープ

グループD｜最終順位

1位 オランダ：2勝1敗（マッチ5-4）
2位 フィンランド：2勝1敗（マッチ6-3）
3位 クロアチア：1勝2敗（マッチ4-5）
4位 アメリカ：1勝2敗（マッチ3-6）