ジャバーが19歳の新鋭シュナイダーを下して今季2勝目、ハードコートでのツアー初タイトル [寧波オープン]

写真はグアダラハラ・オープン・アクロンでのオンス・ジャバー(チュニジア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「寧波オープン」(WTA250/中国・浙江省寧波/9月25~30日/賞金総額25万9303ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が19歳のディアナ・シュナイダー(ロシア)を6-2 6-1で下して今季2勝目を挙げた。

 29歳のジャバーがWTAツアーでタイトルを獲得したのは4月のチャールストン以来でキャリア5度目だが、ハードコートでは初となる。前週のグアダラハラで3回戦敗退に終わったジャバーは直前にワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り出場したが、そのチャンスを最大限に生かした。

 安定したプレーで相手にプレッシャーをかけ続けたジャバーは長いラリーにも打ち勝ってシュナイダーに付け入る隙を与えず、直面した3度のブレークポイントをすべてセーブして相手のサービスゲームを5度破って1時間18分で快勝した。

「グランドスラム決勝で勝つには小さなステップがある。この決勝はグランドスラム大会に比べれば気楽にプレーできるけど、自信を付けたりプレッシャーやストレスに対処するのに役立つと思う」とジャバーは試合後にコメントした。

「今日は前の試合よりも安定していたし、戦術的にもいいプレーができたと思う。彼女よりも経験が豊富な部分で自分にはアドバンテージがあったわ」

 1年前に世界ランク220位だったシュナイダーはノースカロライナ州立大学でプレーしていたが在学中にトップ100入りし、5月にプロ転向を果たすと9度目のツアー本戦で決勝に進出した。彼女は今週の活躍で、大会後に更新されるWTAランキングで自己最高を更新して70位以内に入ることが確実となった。

 引き続き行われたダブルス決勝では、2020年USオープン優勝ペアで第1シードのラウラ・シグムンド(ドイツ)/ベラ・ズボナレワ(ロシア)がグオ・ハンユー/ジアン・シンユー(ともに中国)を4-6 6-3 [10-5]で倒してコンビ5勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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