今季急成長のシェルトンがカラツェフを退けツアー初優勝を東京で達成 [木下グループジャパンオープン]
国内唯一のATPツアー公式戦「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス」(ATP500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦10月16~22日/賞金総額217万8980ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、ベン・シェルトン(アメリカ)がアスラン・カラツェフ(ロシア)を7-5 6-1で下してツアー初優勝を飾った。
5-5から初のブレークに成功して第1セットを先取したシェルトンは、第2セット0-1から最後の6ゲームを連取して1時間23分で勝利を決めた。
日本の大会に初めて出場した21歳のシェルトンは、今年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でベスト4に進出したのがツアーレベルでの最高成績だった。
フロリダ大学在学中の昨年5月にNCAA(全米大学体育協会)テニス選手権のシングルスでタイトルを獲得したシェルトンは同年夏にプロ転向し、世界ランク500位以下からトップ100入りを果たすなどしてATPアワードの最優秀新人賞の候補に選ばれた。
この結果でシェルトンは、カラツェフとの対戦成績を2勝0敗とした。両者は9月にUSオープンの3回戦で一度顔を合わせており、シェルトンが6-4 3-6 6-2 6-0で勝っていた。
今大会でのシェルトンは1回戦で予選勝者のダニエル太郎(エイブル)を3-6 6-4 7-6(2)で、2回戦でジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-7(5) 6-4 6-3で、準々決勝で第5シードのトミー・ポール(アメリカ)を7-6(4) 6-3で、準決勝では予選勝者のマルコス・ギロン(アメリカ)を6-7(2) 7-6(5) 6-4で破って初のツアー決勝進出を決めていた。
同じく大会初出場で1セットも落とさず決勝まで勝ち上がってきた30歳のカラツェフは、昨年1月のシドニー(ATP250/ハードコート)以来となるツアー4勝目を目指していた。
写真◎Getty Images
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