女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ ファイナルズ」（スペイン・アンダルシア州セビリア／11月7～12日／室内ハードコート）の大会3日目は、各グループのラウンドロビン（総当たり戦）第2戦が行われた。

　グループAのアメリカとグループBで第2シードのオーストラリアが1勝目を挙げ、グループCのカナダとグループDのイタリアは2連勝を飾ってそれぞれ決勝トーナメント進出を決めた。

　ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップと同様に国際テニス連盟（ITF）が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチ（ダブルスは第3セット10ポイントマッチタイブレーク）で行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

　イギリス・グラスゴーで開催された昨年の大会では、決勝でスイスがオーストラリアを2勝0敗で下して初の世界一に輝いた。

※[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）

大会3日目◎11月9日｜グループステージ試合結果

グループA

スイス[1]（0勝2敗）0-3 アメリカ（1勝0敗）

S2 ●セリーヌ・ネフ 6-7(4) 1-6 ○ダニエル・コリンズ
S1 ●ビクトリヤ・ゴルビッチ 3-6 7-6(1) 5-7 ○ソフィア・ケニン
D　●ジル・タイヒマン／シモナ・ウォルタート 1-6 6-7(3) ○スローン・スティーブンス／テイラー・タウンゼント

グループB

オーストラリア[2]（1勝1敗）2-1 カザフスタン（0勝1敗）

S2 ○ストーム・ハンター 7-6(2) 6-4 ●アンナ・ダニリナ
S1 ●キンバリー・ビレル 0-6 5-7 ○ユリア・プティンセバ
D　○ストーム・ハンター／エレン・ペレス 6-1 4-6 [10-5] ●アンナ・ダニリナ／ユリア・プティンセバ

グループC

カナダ（2勝0敗）3-0 ポーランド[WC]（0勝1敗）

S2 ○マリーナ・スタクシッチ 4-6 7-5 6-3 ●マグダレナ・フレッヒ
S1 ○レイラ・フェルナンデス 6-2 6-3 ●マグダ・リネッテ
D　○ユージェニー・ブシャール／ガブリエラ・ダブロウスキー 6-2 6-3 ●ヴェロニカ・ファルコウスカ／カタジーナ・カバ

グループD

イタリア（2勝0敗）3-0 ドイツ（0勝1敗）

S2 ○マルチナ・トレビザン 7-6(6) 6-1 ●エバ・リーズ
S1 ○ジャスミン・パオリーニ 6-3 6-2 ●アンナ レナ・フリードサム
D　○ルチア・ブロンゼッティ／エリザベッタ・コッチャレット 6-4 6-7(4) [11-9] ●アンナ レナ・フリードサム／ラウラ・シグムンド