フィスがオープニングマッチでナルディにフルセット勝利「4ゲーム先取の試合は人生で初めて」 [Next Gen ATPファイナルズ]

写真はオープニングマッチを勝利で飾ったアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」(ネクストジェンATPファイナルズ/サウジアラビア・マッカ州ジッダ/11月28日~12月2日/賞金総額200万ドル/室内ハードコート)の第6回大会が開幕し、オープニングマッチで第1シードのアルトゥール・フィス(フランス)が第7シードのルカ・ナルディ(イタリア)を2-4 4-3(6) 4-2 1-4 4-2で倒して白星スタートを切った。

 今大会は出場権を争うレースランキング(Race to Jeddah)の上位とワイルドカード(主催者推薦枠)を加えた8人が2つのグループに分かれてラウンドロビン(総当たり戦)を行い、上位2名ずつが決勝トーナメントに進出する形式となっている。試合は4ゲーム先取の5セットマッチやノーアドバンテージなど、大会独自のルールが採用されている。

 試合前のオンコートウォームアップなしという今回から採用された新ルールのせいもあってか慣れるのに少し時間がかかったフィスはアンフォーストエラーを多発して第1セットを落としたが、タイブレークの末に第2セットを取った辺りからリズムを掴んだ。ウィナー16本の倍近い33本のアンフォーストエラーを犯すなど乱調ではあったが、フィスは何とか最終セットを制して2時間3分で勝利を決めた。

「難しい試合だった。4ゲーム先取の試合をするのは人生で初めてだからね」とフィスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「展開が直ぐに変わってしまう。僕はセットカウント2-1でリードしてブレークポイントを握っていてとても調子がよかったのに、デュースのポイントを落としてすべてが変わった。でも今日は勝ててよかったよ。次の試合を楽しみにしている」

 ルール面で試験的な試みがなされることでも知られる同大会だが混乱することも多く、この試合中も審判を含めた皆がコートチェンジのタイミングを勘違いしてゲームの最中にコートを入れ替える場面もあった。

 同グループのもうひとつの試合では、第5シードのフラビオ・コボッリ(イタリア)が第3シードのドミニク・ストリッカー(スイス)を4-2 3-4(7) 4-1 4-2で退けた。

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写真◎Getty Images

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