サビルがケガから復帰後最大の勝利で8強入り「自分に欠けていた自信を与えてくれる」 [ホバート国際]
WTAツアー公式戦「ホバート国際」(WTA250/オーストラリア・タスマニア州ホバート/1月8~13日/賞金総額26万7082ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、ダリア・サビル(オーストラリア)が同じくワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した第6シードのソフィア・ケニン(アメリカ)を7-6(3) 6-1で倒して8強入りを決めた。
一進一退の第1セットをタイブレークの末に先取したサビルは第2セットも5-0とリードを広げ、最初のサービング・フォー・ザ・マッチで迎えた2度目のマッチポイントをものにして1時間37分で勝利を決めた。
2022年9月に東京の1回戦で左膝の前十字靭帯を負傷して長期離脱を余儀なくされたサビルは昨年6月に復帰し、自己最高20位でケガをした当時は50位だった世界ランクを一時は300位以下まで落としながらもカムバックの過程を続けている。世界38位のケニンは、彼女が復帰後に倒した最上位の選手となる。
「この勝利はケガから復帰したあとの自分に欠けていた自信を与えてくれる。私だけじゃなく、チームにとって素晴らしいご褒美だわ。まだまだ改善の余地はあるけど、ケガから復帰後では最高のプレーができていると思う」とサビルは試合後にコメントした。
サビルは次のラウンドで、キャロライン・ドラハイド(アメリカ)を5-7 6-3 6-4で破って勝ち上がった第3シードのジュ・リン(中国)と対戦する。
そのほかの試合では第1シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、第2シードのエマ・ナバーロ(アメリカ)、アランチャ・ラス(オランダ)、予選勝者のユリア・プティンセバ(カザフスタン)とユアン・ユエ(中国)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。
第4シードのワン・シンユー(中国)が同胞のユアンに5-7 3-6で、第5シードのマリー・ブーズコバ(チェコ)がプティンセバに4-6 6-1 3-6で、第8シードのバルバラ・グラチェワ(フランス)がラスに2-6 3-6で、第9シードのタチアナ・マリア(ドイツ)はトモバに0-6 1-6で敗れ、それぞれ2回戦でシードダウンを喫した。
準々決勝ではメルテンスがラスと、ナバーロがトモバと、プティンセバはユアンと顔を合わせる。
写真◎Getty Images
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