前十字靭帯負傷からの復帰に取り組むサビルが1セットダウンを克服して準決勝へ「大きな意味を持つ」 [ホバート国際]

写真は女子シングルス2回戦でのダリア・サビル(オーストラリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ホバート国際」(WTA250/オーストラリア・タスマニア州ホバート/1月8~13日/賞金総額26万7082ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したダリア・サビル(オーストラリア)が第3シードのジュ・リン(中国)に3-6 6-1 6-4で逆転勝利をおさめてベスト4進出を決めた。

 2度リードされてその都度追いつきながらもワンブレーク差で第1セットを落としたサビルは相手に1ゲームしか与えず第2セットを取り返し、第3セットは2-0リードから3-4と巻き返されたあと最後の3ゲームを連取して2時間19分で勝利をもぎ取った。

 2022年9月に東京の1回戦で左膝の前十字靭帯を負傷して長期離脱を余儀なくされたサビルは昨年6月に復帰し、自己最高20位でケガをした当時は50位だった世界ランクを一時は300位以下まで落としながらもカムバックの過程を続けている。

「凄くいい気分だわ。ホームの大会で準決勝に進出し、地元の観客の前でプレーすることは私にとって大きな意味を持つことなの」とサビルは試合後にコメントした。

「第1セットは彼女のほうがいいプレーをしていたけど、私は自分のテニスを取り戻して諦めなかった。よりアグレッシブになることで流れを変えようとトライし、それが功を奏したと思う」

 サビルは次のラウンドで、アランチャ・ラス(オランダ)を7-5 6-0で破って勝ち上がった第1シードのエリース・メルテンス(ベルギー)と対戦する。

 もうひとつの準決勝は、エマ・ナバーロ(アメリカ)とユアン・ユエ(中国)の顔合わせとなった。第2シードのナバーロがラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)を4-6 6-3 6-2で振りきり、ユアンは同じ予選勝者のユリア・プティンセバ(カザフスタン)に7-5 7-6(4)で競り勝った。

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写真◎Getty Images

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