シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・ビクトリア州メルボルン／本戦1月14～28日／ハードコート）の女子シングルス1回戦で、第2シードのアーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）が予選を勝ち上がってきた18歳のエラ・ザイデル（ドイツ）を6-0 6-1で退けタイトル防衛に向けた挑戦をスタートした。試合時間は53分。

　全豪に7年連続出場となる25歳のサバレンカは、昨年の大会でグランドスラム初タイトル（シングルス）を獲得。決勝ではエレーナ・ルバキナ（カザフスタン）に4-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめ、悲願を達成した。ダブルスではエリース・メルテンス（ベルギー）とペアを組み、2021年に優勝した実績を持っている。

　昨年9月に初の世界ランク1位をマークするなどツアー3勝を挙げて55勝14敗の戦績を残したサバレンカは2023年の四大大会すべてで準決勝以上に進出した唯一の女子選手となり、同年のITF世界チャンピオンに初めて選ばれた。

　サバレンカは次のラウンドで、アナ・ボグダン（ルーマニア）を2-6 6-4 6-3で破って勝ち上がった予選勝者のブレンダ・フルビルトバ（チェコ）と対戦する。

　そのほかの試合ではキャロライン・ドラハイド（アメリカ）、ディアン・パリー（フランス）、予選勝者のマリア・ティモフェーワ（ロシア）とアリナ・コルネエワ（ロシア）、ワイルドカード（主催者推薦枠）で出場したカロライン・ウォズニアッキ（デンマーク）、アマンダ・アニシモワ（アメリカ）が2回戦に駒を進めた。

　前年に4強入りした第20シードのマグダ・リネッテ（ポーランド）がウォズニアッキに2-6 0-2とリードされた時点で棄権したほか、第13シードのリュドミラ・サムソノワ（ロシア）がアニシモワに3-6 4-6で、第30シードのワン・シンユー（中国）はパリーに3-6 6-2 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者、Ret.は途中棄権

大会初日｜1月14日

女子シングルス1回戦｜主な試合結果

○74カロライン・ウォズニアッキ（デンマーク）[WC] 6-2 2-0 Ret. ●73マグダ・リネッテ（ポーランド）[20]

○76マリア・ティモフェーワ（ロシア）[Q] 6-2 6-4 ●75アリゼ・コルネ（フランス）[WC]

○78アリナ・コルネエワ（ロシア）[Q] 4-6 6-3 6-2 ●77サラ・ソリベス トルモ（スペイン）

○93キャロライン・ドラハイド（アメリカ）6-2 6-4 ●94レオリア・ジャンジャン（フランス）[Q]

-----

○103ディアン・パリー（フランス）6-3 2-6 6-3 ●104ワン・シンユー（中国）[30]

○114アマンダ・アニシモワ（アメリカ）6-3 6-4 ●113リュドミラ・サムソノワ（ロシア）[13]

○126ブレンダ・フルビルトバ（チェコ）[Q] 2-6 6-4 6-3 ●125アナ・ボグダン（ルーマニア）

○128アーニャ・サバレンカ（ベラルーシ）[2] 6-0 6-1 ●127エラ・ザイデル（ドイツ）[Q]