産休から復帰の大坂なおみがオーストラリアでの2大会を1勝2敗で終了「ポジティブに受け止めている」

写真は大会前に行われた記者会見での大坂なおみ(フリー)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、出産を経て2年ぶりに出場した2019年&21年大会チャンピオンの大坂なおみ(フリー)は第16シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)に4-6 6-7(2)で敗れた。

 第5ゲームでブレークしたリードを守って第1セットを先取したガルシアは、すべてサービスキープで進んだ第2セットのタイブレーク2-2から最後の5ポイントを連取して1時間26分で勝利を決めた。復帰後3試合目に臨んだ大坂も健闘はしたが、一度もブレークのチャンスを掴めず錆びつきは否めなかった。

「ロサンゼルスで練習していたときはツアーで対戦していた選手たちについていけるか心配していたから、不思議な感じがするわ。この場に立ち、私はプレーできている。少なくとも彼女たちにチャレンジできるとポジティブに受け止めている」と大坂は試合後の記者会見で語った。

「もちろん試合に勝てていない訳だから、私の中にある闘争心はフラストレーションが溜まっている。だからカムバックが思った通りだったとは言いたくないの。大会で勝つこともできたかもしれないと思うほど私は妄想が強いから。それがあるから私は大会で優勝できるのだと思う」

 第一子となる娘の出産を経て2週間前のブリスベンで約15ヵ月ぶりに復帰した大坂は、オーストラリアでの2大会を1勝2敗で終えた。

「私は自分に『半年前には妊娠してたのよ』と言い聞かせなければならない。もちろん頭の中では『カムバックして直ぐに勝ち始められると考えるなんて何様なの?』という声も聞こえる。よくわからないけど、いずれにせよ私は常にチャンスはあると期待する性格なの。“自分に優しくなる”ことが、私がテニスから離れていたときに学んだ重要なことだと思っているわ」

 今シーズンの大坂はツアーにフル参戦する意向を表しており、今後はドーハ、インディアンウェルズ、マイアミに出場する予定になっている。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles