アルカラスが2年ぶりのメルボルン・パークでガスケに勝利 [オーストラリアン・オープン]

写真はオンコートインタビューを受けるカルロス・アルカラス(スペイン/右)とインタビュアーのジョン・マッケンロー(アメリカ)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)がリシャール・ガスケ(フランス)を7-6(5) 6-1 6-2で下して2024年シーズンをスタートした。

 昨年の大会をトレーニング中に起きた右脚のケガにより欠場を余儀なくされていたアルカラスは競り合いとなった第1セットをタイブレークの末に先取したあと勢いを加速させ、続く2セットでは3ゲームしか落とさず2時間22分で勝利を決めた。アルカラスは前哨戦でプレーしておらず、この試合が今季の初戦だった。

「ここオーストラリアでプレーするのは常に素晴らしいことだ。ここでプレーするのは3度目(2022年の3回戦進出が最高成績)だけど、あまり活躍できていないんだ。でも楽しかったし、昨年は(出場できず)寂しかった。今日は大観衆の前で気分よくプレーを楽しむことができたよ」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「僕はもっとよくなろうと努力した。第1セットでは彼のテニスに苦戦したけど、リシャールも素晴らしいプレーをしていたからね。セットが進むにつれてどんどんプレーがよくなったし、最終的にはかなりいいレベルのプレーができたと思う」

 ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだ前週のオークランドで初戦敗退を喫したことで956週間キープしていたトップ100から陥落してしまった37歳のガスケに対し、「リシャールが素晴らしい選手であることは明らかだけど、それ以上に素晴らしい人物でもあるんだ。彼は凄く才能があるし、バックハンドはクレイジーだ。今日も目覚ましい打ちっぷりだったしね。彼と対戦できて光栄だったよ」とアルカラスは敬意を表した。

 アルカラスは次のラウンドで、ダニエル・エバンズ(イギリス)を4-6 7-6(8) 6-2 7-6(4)で破って勝ち上がったロレンツォ・ソネゴ(イタリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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