母国のグランドスラム大会で躍進を目指すデミノーが3年連続4回戦進出「2週目からが本番」 [オーストラリアン・オープン]

写真は母国のグランドスラム大会で3年連続となるベスト16進出を決めたアレックス・デミノー(オーストラリア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で第10シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が予選勝者のフラビオ・コボッリ(イタリア)を6-3 6-3 6-1で退け、3年連続となるベスト16進出を決めた。

 年頭の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」でオーストラリア代表としてプレーしたデミノーはノバク・ジョコビッチ(セルビア)から金星を挙げるなどシングルスで3勝(1敗)を挙げ、トップ10プレーヤーの仲間入りを果たして今大会を迎えている。

 試合を通して26本のウィナーを決めたデミノーは、手にした20回のブレークポイントのうち6つをものにして2時間7分で快勝した。

「試合を通してリズムを掴むのに少し苦労したけど、チャンスがきた瞬間を逃さず落ち着いてプレーできた。いいプレーをしようと心掛け、最終的にうまくいった」とデミノーは試合後のオンコートインタビューで語った。

「大会の後半になると試合は非常に厳しくなる。僕はそれを楽しみにしているんだ。今は素晴らしいプレーができているし、今年は素晴らしいスタートを切った。このまま続けていければと思っている」

 グランドスラム大会の4回戦で1勝4敗の戦績を残しているデミノーは、「2週目に入り、ここから大会が本格的に始まるような気がしている。もう少し調子を上げて(今大会での)自己ベストを更新して準々決勝に進めるよう頑張るよ。それが最初のステップだ」と意気込みを語った。

「僕はこれまでに何度か4回戦に進出したことがあるけど、そこで思ったようなプレーができていなかったかもしれない。今回はその壁を打ち破り、さらにその先に進みたいと思っているんだ」

 地元オーストラリアの期待を背負うデミノーは次のラウンドで、第29シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)を6-2 7-6(6) 6-4で破って勝ち上がった第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦する。両者は過去5度対決し、デミノーが3勝2敗で勝ち越している。

「彼(ルブレフ)には絶大な攻撃力があり、フォアハンドの破壊力は抜群だ。特にコート中央から彼にフォアハンドを打たせないように最善を尽くすのが基本になる。恐らくそれが彼に対するゲームプランになるだろう」とデミノーは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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