ルブレフが逆転負けの危機から生還して2回戦へ「僕はこの試合を忘れないだろう」 [オーストラリアン・オープン]

写真は10ポイントタイブレークを制して初戦を突破したアンドレイ・ルブレフ(ロシア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がチアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)を7-5 6-4 3-6 4-6 7-6(10-6)で振りきり初戦負けを回避した。

 2セットアップから巻き返されたルブレフは第5セット6-5からのレシーブゲームで0-40としたがあと1本が取れず、もつれ込んだ10ポイントタイブレークでは2-5と劣勢に立たされながらも戦い抜いて3時間42分で勝利をもぎ取った。

 逆転負けの危機から生還したルブレフは勝利決めるとコートに仰向けに倒れ、ザイブチ ビルチと握手を交わしたあとには拳を握りしめて天に向かって大声で叫んだ。

 ザイブチ ビルチは世界ランク78位ながら、昨年のフレンチ・オープン1回戦でルブレフの同胞で当時世界2位だったダニール・メドベージェフ(ロシア)を倒したことで一躍名をあげた。

「僕はこの試合を忘れないだろう。チアゴは超危険な相手で、非常に才能がある。(10ポイントタイブレークで)1-4とリードされたときはメンタル的に諦めていたんだけど、最終的にはそれが助けになったかもしれない。負けても仕方ないという気持ちでいけたからね」とルブレフは試合後のオンコートインタビューで語った。

 ルブレフは次のラウンドで、月曜日に行われるクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)と日本のダニエル太郎(エイブル)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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