ズベレフに2セットダウンから逆転勝利のメドベージェフが2021年USオープン以来となる2度目のグランドスラム制覇に王手 [オーストラリアン・オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に5-7 3-6 7-6(4) 7-6(5) 6-3で逆転勝利をおさめ、2021年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)以来となる2度目のグランドスラム制覇に王手をかけた。

 ズベレフは幸先よく2セットを先取したが第3セット以降は一度もブレークのチャンスを掴めず、2つのタイブレークを制して2セットオールに追いついたメドベージェフ第5セットで相手のサービスゲームを2度破って4時間18分で勝利をもぎ取った。

 全豪に8年連出場となる27歳のメドベージェフは、2021年と22年の準優勝がこれまでの最高成績。第7シードで臨んだ昨年は、3回戦でセバスチャン・コルダ(アメリカ)に6-7(7) 3-6 6-7(4)で敗れていた。

 この結果でメドベージェフは、ズベレフとの対戦成績を12勝7敗とした。直近では昨年11月にATPファイナルズ(イタリア・トリノ/室内ハードコート)のラウンドロビン(総当たり戦)で顔を合わせ、メドベージェフが7-6(7) 6-4で勝っていた。

 今大会でのメドベージェフは予選勝者のテレンス・アトマン(フランス)が第4セット途中で棄権したため1回戦の勝利が決まり、2回戦でエミル・ルースブオリ(フィンランド)を3-6 6-7(1) 6-4 7-6(1) 6-0で、3回戦で第27シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-3 6-4 6-3で、4回戦でヌーノ・ボルジェス(ポルトガル)を6-3 7-6(4) 5-7 6-1で、準々決勝では第9シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を7-6(4) 2-6 6-3 5-7 6-4で破って4強入りを決めていた。

 メドベージェフは6度目のグランドスラム決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-1 6-2 6-7(6) 6-3で倒して勝ち上がった第4シードのヤニク・シナー(イタリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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