前年に続き決勝で上地結衣を倒したデ グロートが4年連続単複2冠 [オーストラリアン・オープン車いすの部]

写真は車いす女子シングルスで4連覇を達成したディーダ・デ グロート(オランダ/左)と2年連続準優勝の上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 シーズン最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月14~28日/ハードコート)の車いす女子シングルス決勝で、第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)が第2シードの上地結衣(三井住友銀行)を7-5 6-4で倒して大会4連覇を達成した。試合時間は1時間36分。

 ふたりはこれがの通算59回目の対決だったが、対戦成績はデ グロートの44勝15敗となった。ふたりは昨年の大会でも決勝で顔を合わせ、デ グロートが0-6 6-2 6-2で勝っていた。

 27歳のデ グロートが四大大会の同種目でタイトルを獲得したのは、3年前の全豪から13大会連続で通算21回目(全豪6回、全仏4回、ウインブルドン5回、全米6回)となる。

 2021年シーズンのデ グロートは東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)で金メダルを獲得し、『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げた。

 同種目で圧倒的な存在となっているデ グロートは2021年全豪から負け知らずで、連勝記録を「135」に伸ばした。

 今大会でのデ グロートは1回戦でルーシー・シューカー(イギリス)を6-3 6-1で、準々決勝でアニーク・ファンクォト(オランダ)を3-6 6-1 6-0で、準決勝では第3シードのジェシカ・グリフィオン(オランダ)を6-1 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 グリフィオンとのコンビで第1シードとして臨んだダブルスでも優勝を飾ったデ グロートは、4年連続で単複2冠に輝いた。

 車いすテニスは昨年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

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写真◎Getty Images

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