上地結衣は6度目の準優勝、第1セット0-6を克服したデ グロートが3年連続単複2冠 [オーストラリアン・オープン車いすの部]

写真は車いす女子シングルスで3連覇を達成したディーダ・デ グロート(オランダ/左)と準優勝の上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の車いす女子シングルス決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に6-0 2-6 2-6で敗れ、デ グロートが大会3連覇を果たした。試合時間は1時間48分。

 26歳のデ グロートがグランドスラム大会の同種目でタイトルを獲得したのは、2年前の全豪から9大会連続で通算17回目(全豪5回、全仏3回、ウインブルドン4回、全米5回)となる。

 2021年シーズンのデ グロートは東京パラリンピック(東京・有明テニスの森/ハードコート)で金メダルを獲得して『年間ゴールデンスラム(同じ年に四大大会全制覇+パラリンピックの金メダル)』の偉業を成し遂げ、昨年は前人未到の2年連続『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を達成した。

 今大会でのデ グロートは1回戦でクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)を6-1 6-1で、準々決勝で大谷桃子(株式会社かんぽ生命保険)を6-4 6-0で、準決勝では田中愛美(ブリヂストンスポーツアリーナ)を6-0 6-0で破って決勝進出を決めていた。

 デ グロートはアニーク・ファンクォト(オランダ)とのコンビで第1シードとして臨んだダブルスでも3連覇を決めており、3年連続で単複2冠に輝いた。

 車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われた。

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写真◎Getty Images

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