産休から復帰のセバストワがツアーレベルで2021年6月以来の準々決勝進出 [トランシルバニア・オープン]
WTAツアー公式戦「トランシルバニア・オープン」(WTA250/ルーマニア・クルジュ ナポカ/2月5~11日/賞金総額26万7082ドル/室内ハードコート)の女子シングルス2回戦で第6シードのエリナ・アバネシアン(ロシア)がとリードされた時点で腰のケガを理由に棄権したため、アナスタシア・セバストワ(ラトビア)の勝利が決まった。
すべてサービスダウンで2-2となってから4ゲームを連取されて第1セットを落としたアバネシアンは第2セット5-6から5つのマッチポイントを凌いだ末に持ち込んだタイブレークを制して試合を振り出しに戻したが、第3セット第2ゲームをブレークされた時点で試合続行を断念した。
2018年USオープン準決勝進出者でツアー4勝を挙げているセバストワがツアーレベルで8強入りしたのは、2021年6月のイーストボーン以来となる。2022年12月に第一子となる娘を出産したセバストワは、昨年11月末のWTA125Kシリーズ2大会(いずれもベスト8)でプレーしてカムバックの過程を始めていた。
セバストワは次のラウンドで、クララ・タウソン(デンマーク)を6-4 6-0で破って勝ち上がったジャクリーン・クリスティアン(ルーマニア)と対戦する。
そのほかの試合ではカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、サラ・エラーニ(イタリア)、予選勝者のハリエット・ダート(イギリス)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。エラーニが第2シードのタチアナ・マリア(ドイツ)に6-0 6-1で圧勝し、ダートは第5シードのエリザベッタ・コッチャレット(イタリア)に5-7 7-5 6-3で逆転勝利をおさめてそれぞれシードダウンを演じた。
準々決勝ではプリスコバがエラーニと、ダートはヌリア・パリザス ディアス(スペイン)と顔を合わせる。
写真◎Getty Images
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