【ITテニスリーグ】アーシャルデザインが史上初、3連覇の快挙!
ITスポーツリーグは、1991年に始まったIPI(Information Processing Industry)軟式野球リーグを前身とし、野球、サッカーに続いて2008年にITテニスリーグはスタートした。当初はわずか4社のみが参加する大会だったが、回を重ねるごとに参加企業が増え、今大会は9社から延べ約100人近い選手が参加した。
この大会の特徴は、IT業界にまつわる企業のリーグ戦であることのほかに、参加者は大ベテランの渡辺功プロのレッスンを受けられること、そして何より大会参加を通じて参加者、参加企業同士の出会いの場でもあること。
過去、参加企業同士での仕事の取引が始まるきっかけとなったり、大会後に参加者同士でプライベートでテニスを楽しむきっかけとなるなど、人や会社の輪を広げることにも一役買っている大会だ。
今大会に参加した9社は、1種目あたり各社総当たりの8試合、3種目で計24試合を行い、試合の合間には恒例の渡辺プロによるレッスンを受けて試合の勝利を目指しながらも自身の技術研鑽に取り組んだ。
試合展開は稀に見る混戦状態となった。初日を終えた時点で各社約半分の試合を消化した時点での総合成績は、情報技術開発(株)、SCSK(株)、日鉄ソリューションズ(株)、アイエックス・ナレッジ(株)の4社が勝ち点2差内にひしめき合い、首位から勝ち点5差に(株)アーシャルデザインが続いた。
男子シングルスの様子
男子ダブルスの様子
男女混合ダブルスの様子
2日目に入っても、1試合消化するごとに首位が入れ替わる混戦状態が続き、目の離せない展開となったが、最終的には、初日5位だった(株)アーシャルデザインが、2日目の12試合を11勝1敗(3試合の不戦勝含む)と怒涛の追い上げを見せ、種目別順位を男子ダブルス1位、男子シングルス2位、混合ダブルス4位にまとめ、見事に大逆転での総合優勝。そして史上初、第24回大会からのリーグ3連覇を達成した。
「前回大会を終えてからも定期的に練習を重ね、コミュニケーションを深めながら今日を迎えられた」
代表者が3連覇の要因を明かした通り、エースの岸田海を中心に混合ダブルスでも女子選手をしっかりとサポートしながら、随所に息の合ったプレーを見せての総合優勝だった。
総合2位はアイエックス・ナレッジ。絶対エースの相良雄介が活躍した男子シングルスで種目別優勝、他種目でも相良が考えたというオーダーがぴたりとハマりポイントを稼いだ。総合3位の情報技術開発は、男子シングルスこそ4勝4敗の6位だったが、男子ダブルス、混合ダブルスで共に2位と好結果を残し、前回大会の9位から飛躍的に順位を伸ばした。
種目別・男子シングルス優勝のアイエックス・ナレッジ
種目別・男子ダブルス優勝のアーシャルデザイン
種目別・混合ダブルス優勝の日鉄ソリューションズ
大会両日ともに恒例の渡辺功プロによるレッスンが行われ、大勢の参加者の技術向上に一役買った
閉会式で、リーグ創設当初からレッスンで関わっている渡辺プロが「リーグが始まった頃から比べると、みなさん、本当にレベルが高くなっている。僕が見る限り、日本リーグのプレーヤーにも近付いている…は言い過ぎかな(笑)」と話したように、回を重ねるごとにレベルが上がっているITテニスリーグ。
今大会、逆転で3連覇を飾ったアーシャルデザインが常勝軍団の地位をさらに固めるのか、その牙城を崩すチームは現れるのか。そして何より参加者同士の交流によって新たな化学反応が生まれるきっかけになるのか。今年夏の第27回大会に向け、各社の切磋琢磨が期待される。
【総合順位】
優勝:(株)アーシャルデザイン
準優勝:アイエックス・ナレッジ(株)
3位:情報技術開発(株)
4位:日鉄ソリューションズ㈱
5位:SCSK(株)
6位:日本ビジネスシステムズ(株)
7位:日本ナレッジ(株)
8位:セイコーソリューションズグループ
9位:レノボ・ジャパン(同)
【個人賞】
◆MIP賞(男子)
岸田 海(アーシャルデザイン)
◆MIP賞(女子)
小林 彩乃(日本ビジネスシステムズ)
◆渡辺功プロ賞
名児耶勝則(セイコーソリューションズグループ)
第26回ITテニスリーグの詳細はこちら
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