チチパスが初勝利で笑顔、オジェ アリアシムと6度目対戦 [ロレックス上海マスターズ]

中国・上海で開催されている「ロレックス上海マスターズ」(ATP1000/10月6~13日/賞金総額832万2885ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を7-6(3) 7-6(3)で倒し、3回戦に進出した。
 
 これはチチパスにとって、オジェ アリアシムとのここまでの6対戦で初めての勝利だった。ふたりは今年だけで3度対戦しており、ほかの3対戦はITFジュニアサーキットでのものだ。

「素晴らしいよ。いい気分だ」

 ついにオジェ アリアシムを倒した感想を尋ねられたチチパスは、こう答えた。オジェ アリアシムは世界ランク19位とランキング的にはチチパスよりも低い。

「今回、僕は以前の対戦とは違うことをした。でも、どんな違いかについてはできれば明かしたくないね」とチチパスは笑みとともに言い添えた。

 第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)も予選勝者のジェレミー・シャルディ(フランス)に7-6(13) 7-6(3)で競り勝ち、3回戦に駒を進めた。

 21本のサービスエースを記録したズベレフは、第1セットのタイブレークで3つのセットポイントをセーブしていた。彼はそのタイブレークを6度目のセットポイントをものにしてつかんだ。

「素晴らしいタイブレークだった」とズベレフは振り返った。

「僕らはふたりとも信じられないほどいいサービスを打っており、セカンドサーブになることはあまり多くなかった。ジェレミーと対戦するときには…特にここのような、ものすごく速いサーフェスでは常に厳しい試合になるだろうということはわかっていた。ここのサーフェスはツアー最速だと思うよ」

 シャルディは2018年マイアミで当時4位だったグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を倒したとき以降、11度連続でトップ10選手に敗れたことになる。

 第16シードのジョン・イズナー(アメリカ)はルカ・プイユ(フランス)を7-5 6-3で下し、この日試合をした3人のアメリカ人の中で唯一の生き残りとなった。テイラー・フリッツ(アメリカ)は第7シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に2-6 4-6で、ライリー・オペルカ(アメリカ)は第8シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)に4-6 5-7で敗れた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)
SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 09: Stefanos Tsitsipas of Greece attends a press conference after defeating Felix Auger-Aliassime of Canada on day five of 2019 Rolex Shanghai Masters at Qi Zhong Tennis Centre at Qi Zhong Tennis Centre on October 9, 2019 in Shanghai, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

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