第3セット2-5から2つのマッチポイントを凌いだルバキナがプティンセバに逆転勝利で準決勝へ [マドリッド・オープン]

写真はエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額877万480ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第4シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)がユリア・プティンセバ(カザフスタン)との同胞対決を4-6 7-6(4) 7-5で制してベスト4に進出した。

 ワンブレークで第1セットを落としたルバキナは第2セット1-1からサービスダウンを喫した直後に追いき、もつれ込んだタイブレークものにして試合を振り出しに戻した。第3セット2-5の15-40から2つのマッチポイントを凌いでキープしたルバキナは、最終的に最後の5ゲームを連取して2時間48分で逆転勝利をもぎ取った。

 ツアーレベルの試合でルバキナがマッチポイントをセーブして勝ったのは、今回が9度目となる。

 過去ツアー2戦全勝だったルバキナから初黒星を喫したプティンセバは負けが決まった瞬間に悔しさを爆発させ、ラケットをコートに何度も叩きつけて破壊した。プティンセバがWTA1000以上の大会で準々決勝に進出したのは7度目だったが、初勝を挙げることができなかった。

「私はこの試合で明らかに足が動いていなかった。彼女(プティンセバ)は手強い相手だわ。ファイターだし、いいプレーをしていた」とルバキナは試合を振り返った。

「第3セット2-2から3ゲーム連続で落とし、あっという間に2-5と追い込まれてしまった。そのあとは何の感情もフラストレーションもなく、とにかくすべてのポイントで思いきっていくだけだった。私はやるべきことをやろうとしただけで、あのような結果がついてきた。私が勝ったのね…」

 ルバキナは次のラウンドで、17歳のミルラ・アンドレエワ(ロシア)を6-1 6-4で破って勝ち上がったディフェンディング・チャンピオンで第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles